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「SNSは効果ない」と嘆く中小企業が知らないコツ 6つのSNSを戦略に合わせて使い分ける

東洋経済オンライン / 2024年2月25日 12時10分

<TikTok>

YouTubeの通常の動画と違って短い動画の発信です。YouTubeに比べて上位表示される動画の入れ替わりが激しい仕組みになっているため、はじめたばかりでも動画を見てもらえる可能性があり、すでに人気の動画を真似しても再生数が上がる場合があります。 視聴者の中心は20代以下の比較的若い世代ですが、撮影対象は老若男女から動物、料理、風景までさまざまです(2024年2月)。

参考になる成功事例に、タクシー会社の三和交通のアカウントがあります。ご存じの方もいるかもしれませんが、タクシー運転手のおじさんたちが予想をはるかに超えてカッコ良く躍っている動画を投稿して360万回再生されるほど大ブレイク。企業の採用活動にもとても良い影響が出ているようです。

以前、長崎県西海市の事業で取材をさせていただいた動物園、長崎バイオパークも、カピバラの可愛い姿やカバがスイカを丸ごと一口で食べる動画を投稿してバズり、フォロワーが190万人を突破(2023年12月)。海外のフォロワーが多く外国人観光客の来園者数も急増し、コロナ禍であったにもかかわらず2022年は過去15年でもっとも来園者数が増えたそうです。長崎バイオパークはYouTubeチャンネルも人気で、こちらはコツコツとSNSで人気を獲得する術を試行錯誤しながらつくり上げていったとのことです。

若い世代にインパクトのある動画が出せそうなら、YouTubeよりも先にTikTokをはじめてもいいかもしれません。

企業の採用活動にも有効

<X(旧Twitter)>

一見、誰でもできそうに思えて意外と難しいのがXです。というのも、使う人との相性によって良し悪しが分かれるからです。

文字数の制限が繰り返し変更されていますが、基本140字以内なので制作には時間がかかりません。1日1回、またはそれ以上に頻繁に投稿することがフォロワー増加のコツ。好きで続けられる人でなければ苦痛になります。

リプライやリポストなど、フォロワーとのコミュニケーションも多くなるため、そのやりとりを楽しめる人ならぜひ挑戦してみましょう。ただし、ネガティブなコメントへの対応やうっかり失言して炎上したときなど、想定外の事態が起きた際にコントロールしにくい難しさもあります。

中小企業の参考になるのが、島根県にある安本産業の「やすもと醤油【燻製調味料】」。この会社は従業員19人の小さな会社ですが、2020年から初心者の男性社員がいわゆる「中の人」として企業アカウントの担当者になりました。

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