1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

ホンダ新「CR-V」日本導入、燃料電池車だけの訳 水素+プラグイン充電機能を持った新型SUV登場

東洋経済オンライン / 2024年2月28日 11時30分

ホンダの新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」(筆者撮影)

「ヴェゼル」や「ZR-V」、さらに2024年3月22日発売予定の「WR-V」と、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)のラインナップを拡充している本田技研工業(以下、ホンダ)から新型「CR-V」国内投入が正式にアナウンスされた。

【写真で見る】プラグイン充電機能を持つホンダの新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」のエクステリアやインテリアなどを確認する。

6代目CR-Vは、すでに北米でターボガソリンエンジン車とハイブリッド車が販売されているが、日本で導入されるのは今回発表された新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」のみとなる。北米で販売中のターボガソリンエンジン車およびハイブリッド車の国内導入は未定とのことだ。

ちなみにCR-V e:FCEVについては、2024年2月28日~3月1日に東京ビッグサイトで開催される「H2&FC EXPO[春]2024~第21回[国際]水素・燃料電池展[春]~」で世界初公開となり、会場で実車を見ることもできる。

今回は、そんな世界初公開に先駆けて行われた技術説明会の内容を中心に、新型CR-V e:FCEVの情報やFCEVのみ投入した真相に迫る。

6代目CR-Vについて

先代モデルとなる5代目が2022年に販売終了し、国内ラインナップから車名が消えていたCR-V。しかし、需要の多い北米では、2022年に新型となる6代目が投入され、現在も好調な販売をみせている。

今回、国内投入が決定したCR-V e:FCEVは、その6代目をベースに新型燃料電池システムを搭載したモデルとなる。ちなみにCR-V e:FCEVは、2024年夏頃に日本に加えて北米でも販売される見込みだ。

6代目CR-Vは、燃料電池システムをホンダとゼネラルモーターズ(GM)で共同開発し、車両はオハイオ州メアリズビルにある四輪生産拠点「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PCM)」で生産され、日本に届くので逆輸入車という形になる。近年、ホンダはインド生産のWR-V、中国生産の「オデッセイ」など、海外生産モデルの日本投入が増えているが、新型CR-Vも同様と言えるだろう。

余談だが、アメリカのパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターと言えば、2022年12月をもって販売終了となった和製スーパーカー「NSX」の生産拠点だった場所だ。特殊な組み立て工程に適した場所ということで、FCEVの生産を担うことになったとホンダは語る。

世界初公開となる新型CR-V e:FCEV

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください