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1浪早稲田大「学歴厨を生業にした」彼の驚く半生 Xでじゅそうけんを運営、受験情報を発信する

東洋経済オンライン / 2024年3月17日 11時20分

受験情報を発信し続けるじゅそうけん。Xを運用する伊藤さんの半生とは(写真: しの / PIXTA)

浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。

今回は1浪して早稲田大学社会科学部に進学後、仮面浪人を決意するも失敗。そのまま早稲田に通い続け、浪人時代にはまっていた学歴研究をX(旧・Twitter)で発信したところ注目が集まった、現在フォロワー数約9万人のXアカウント「じゅそうけん」を運用する学歴研究家、伊藤滉一郎(こういちろう)さんに話を伺いました。

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Xで受験情報を発信し続ける

大学受験生や、受験生の子どもを持つ親御さんの中には、「じゅそうけん」というXのアカウントを知っている方もいるのではないでしょうか。

【写真】現在Xで「じゅそうけん」を運営、受験情報を発信し続ける伊藤滉一郎さん

「受験総合研究所」を略したこのアカウントは、学歴や大学受験に関する解像度の高い情報を発信し続け、フォロワー数は約9万人に到達しました。

多くの受験生や、大学生、サラリーマンに人気を博しているこのアカウントを運営しているのは、早稲田大学卒の伊藤滉一郎(こういちろう)さんです。

このアカウントを運営する彼も実は、浪人・仮面浪人を経験していました。

彼は言います。いまのこの発信ができているのも「浪人期間のおかげです」と。

今回は、「じゅそうけん」のルーツとなった彼の浪人生活に迫っていきます。

伊藤さんは、愛知県岡崎市にトヨタ自動車に勤める父と母の元に生まれました。

「父親は京大を出た総合職で、出張で忙しく、子どもの教育にもあまり干渉しない人でした。母親は地元の女子大を卒業後、一般職として働いており、子どもに理想を押し付ける感じでもなく、自由な環境で育ててもらいました」

放任主義の子育て方針もあり、伊藤さんは塾には行かず、外で駆け回っていた幼少期だったようです。しかし、幼稚園が終わるタイミングで彼に転機が訪れます。

「父がMBAを取得するため、アメリカの大学院に留学することになったんです。学校が9月スタートだったので、小学校に上がる半年前から小学2年生の途中まで、アメリカですごしました」

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