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「時間が足りない」と悩む人が抱える根本的原因 「役割の時間」に時間をとられすぎている

東洋経済オンライン / 2024年4月29日 8時0分

(写真:Fast&Slow/PIXTA)

「一度きりの人生で、今という時間は二度とやってこないのに、なんで自分は時間を無駄に使ってしまうのか」と以前は悩んでいた編集者・柿内尚文(かきうち・たかふみ)氏が、時間の使い方について考えました。柿内氏は「人生には4つの時間しかない」と言います。

「幸福の時間」はやりたいこと、喜びを得られることをして幸せを感じる時間。
「投資の時間」は目的のために努力している時間。
「役割の時間」はやらなければいけないことをしている時間。
「浪費の時間」は無意識に過ごしてしまうムダだと感じる時間です。

書籍『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』を一部抜粋・再構成し、時間の使い方のコツをご紹介します。

忙しさを生む元凶はどんな時間か

「仕事が忙しくて睡眠時間を削っている」

【画像でわかる】時間が「こぼれている」状態

「家事と仕事の両立が大変で自分の時間がとれない」

「もっと自分のやりたいことをしたいのに、やらないといけないことに日々追われている」

忙しくて、時間が足りないことを実感している人は多いと思います。実際に、ある調査によると社会人の約9割が「時間が足りない」と感じているそうです。多くの人が仕事、家事、育児などで時間に追われ、もっと時間がほしいと思っているのです。

仕事であれば、仕事量が多すぎることや人手が足りないこと、会議や打ち合わせ、資料作りに時間がとられることなどが、時間が足りなくなる原因です。

家事であれば、食事をつくり、掃除し、風呂をわかし、洗濯して、たたむ。スーパーに買い物に行って、子どもを迎えに行かないといけない……。

「あ〜、なんでこんなに忙しいんだ!」

そんな気持ちになることもあると思います。

忙しいと感じる時間には、ある共通点があります。忙しいと感じるこれらの時間、いったい「どんな時間」でしょうか?

それは、「やらないといけないこと」に属する時間ということです。この「やらないといけないこと」にかける時間の多くは「役割の時間」です。

「役割の時間」に時間をとられすぎている

仕事でも家事でも育児でも、「やらないといけないこと」の多くはその人の役割です。資料をつくらないといけない。家族の食事をつくらないといけない。子どもに勉強を教えないといけない……。これらはいってみれば「役割の時間」です。

時間が不足する原因の多くは、「役割の時間」に時間をとられすぎていることなんです。

また、「やらなければいけないこと」は、「役割」以外に将来に対する「投資の時間」であるケースもあります。

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