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「幸せの先送り」をついしてしまう人の共通点 「やらなければいけないこと」を優先してしまう

東洋経済オンライン / 2024年4月30日 11時0分

(写真:jessie/PIXTA)

「一度きりの人生で、今という時間は二度とやってこないのに、なんで自分は時間を無駄に使ってしまうのか」と以前は悩んでいた編集者・柿内尚文(かきうち・たかふみ)氏が、時間の使い方について考えました。柿内氏は「人生には4つの時間しかない」と言います。

「幸福の時間」はやりたいこと、喜びを得られることをして幸せを感じる時間。
「投資の時間」は目的のために努力している時間。
「役割の時間」はやらなければいけないことをしている時間。
「浪費の時間」は無意識に過ごしてしまうムダだと感じる時間です。

書籍『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』を一部抜粋・再構成し、時間の使い方のコツをご紹介します。

やらなければいけないことを優先する人

幸せの先送りをしてしまう人の特徴のひとつが、「やりたいこと」よりも「やらなければいけないこと」を優先させてしまうことです。

【画像でわかる】「幸福の時間」を増やす方法

会社員ならば、組織やチームの中で役割があり、上司や部下から頼まれる仕事もあります。家事だったら掃除や洗濯をしないといけないということもあります。

「やらなければいけないこと」に使わないといけない時間が、人生にはかなりあります。特に、まじめな人はその傾向が強いかもしれません。そんな時は、この考え方をぜひ身につけてください。

「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に変換する、という考え方です。

これができると、「やらなければいけないこと」が「幸福の時間」に変換されます。「やりたいこと」をやるのは幸せですよね。その時にヒントになるのがこの考え方です。

「何かをやって、その成果としてごほうびをもらうのではなく、やること自体がごほうびになるようにする」

いい大学に入りたいから受験勉強をがんばる。営業の成績を上げたいから仕事をがんばる。大会で優勝したいから練習をがんばる。

目的や目標を達成するために努力をする。そのために時間を使う。これは「投資の時間」です。

時にガマンをして、つらくても努力をしてきた経験がある人は多いと思います。僕自身もその一人です。

達成感や喜びは長持ちしない

しかし、ある時に気づきました。何かを達成すると、その時は達成感や喜びがあるけれど、そういう感情はあまり長持ちせず、「また次の目標を達成しないといけない」という気持ちが生まれてくることに。

仕事でベストセラーを出しても、また次もベストセラーを出さねばならない。これじゃあ、達成感や喜びは一瞬で、永遠にゴールのない追いかけっこをしているのではないか。

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