家事しながら「脳疲労」もとれる"意外なロボ家電" 「集中力がなくて、何も手につかない」の改善法
東洋経済オンライン / 2024年5月10日 9時0分
「先延ばし」は多くの人にとって悩みの種です。
「とにかく1分だけやる」「作業をできるだけ小さく分けてやる」「ご褒美を用意する」
「先延ばし」を克服する本や、コツは世の中にあふれていますが、そのコツさえ実行するのを先延ばしにしてしまう!
そんな方が多いのではないでしょうか。
そんな「ずぼら」だけど、変わろうとしている「マジメ」な人のために、禅という新たな視点から行動する技術をまとめたのが新刊『クヨクヨしない すぐやる人になる 「心の勢い」の作り方』です。
著者である禅僧・精神科医の川野泰周氏と経営コンサルタントの恩田勲氏によると、マインドフルネスのルーツである禅には、「心を落ち着かせる」要素だけではなく、「心を勢いづける」モメンタムの要素も多く含まれていると言います。
「締め切り前のレポート執筆」「転職」「結婚」など、心に勢いがあるとき、人は超行動的になります。そんな「心の勢い=モメンタム」を意図的に作り出す方法を紹介いたします。
以下では、「集中力」について解説します。
「集中力がない」は「先延ばし」の元凶
「集中力がなくて、仕事が手につかない」とよく聞きますが、人間はもともと、一つのことに集中するのが苦手だとするデータがあります。
かつてマイクロソフトの研究で、人間が集中力を持続できるのはわずか「8秒」が限界、というものがありました。
また近年、人の話に集中できるのはせいぜい30分か40分程度であり、90分もある大学の講義は長すぎるという指摘をしている専門家もいます。
集中力がないのは、その人にやる気がないわけでも、サボりグセがあるからでもなく、脳の限界のせいと考えたほうがいいでしょう。
一方、「今、この瞬間」に意識をつなぎとめるのが瞑想です。
瞑想により集中力は回復し、本来やるべき課題にフォーカスできます。
逆にいうと、集中力が切れたまま作業を続けるのは危険です。
それは、ガソリンが切れたエンジンを回し続けるのと同じで、燃え尽き症候群(バーンアウト)につながる可能性がありますし、先延ばしの元凶にもなります。
「集中力が切れた」と感じたら、いっそ作業から離れ、瞑想することをおすすめします。
席についたまま呼吸瞑想をするのもいいですし、階段を上り下りしながら、足の裏の感覚に意識を向けるのも、効果的です。
そうしていったん脳を休めたほうが、業務の生産性もかえって高まるはずです。
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