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「1浪東大合格後に京大受験」彼が驚く選択した訳 浪人して進学したもののアメフトに熱中し…

東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分

「どんなに遅くても朝7時9分の電車に乗らないと学校に間に合いませんでした。でも、つらくはなくて、電車の中で数学のチャート式を立ち読みしたり、英単語を勉強して、移動時間を有効に使えたのがよかったですね」

「中学まで歩いているときにも、頭の中でずっと公式を作ったり、世の中にある公式を調べたりしていた」と語る後藤さんは、高校になってからも数学は上位1割をキープしました。

友達の影響で進路を考えるように

そして進路に関しても、高校に入ってからの出会いで、行きたい大学が定まってきたそうです。

「中学までは何も(将来のことを)考えていなかったのですが、明確に意識が変わったのは、高1のときに後ろの席にいた子が、いつも戦闘機がいかにかっこいいかを語っていたことでした。

彼は、自分の好きなことを学ぶために『俺、京大の航空行きたいねん』と言っていました。彼の影響で自分も、人間の手がとても届きそうにない世界である宇宙に興味を持ったので、大学に入って航空宇宙を学びたいと思いました。そこで、どうせやるなら上に行きたいと思って東大を志望したのです」

1年生のころは高校からの入学者だけのクラスで勉強をしていたので、順位を意識してませんでしたが、2年生の始めに中学受験で入った人たちとクラスが一緒になってからは、定期試験がいつも約250人中50番くらい、実力テストではいつも20~30番を確保していました。

「定期テストのために勉強するという習慣がなかったので、範囲が決まっているテストが苦手だったのです。勉強時間は意識してなくて、暇があったら数学、疲れたら英語をすると決めていました」と語る後藤さん。

この習慣を続けたおかげか、1年生のときには中学受験で入った組との学力差を感じていたようですが、2年生で中学受験組とクラスが一緒になってからは、学力差を感じなくなったそうです。

高校1年生のときに受けた模試の東大の判定はボロボロ。それでも高校2年生ではB、高校3年生の夏の東大オープンではA判定を取ることができました。東大を射程圏に捉えるところまできた後藤さん。しかし、ここで勉強をする手を止めてしまいます。

なんだかんだで東大に受かるやろと思っていた

「高3の模試は判定もよく、順位が全体の中で400番内に入っていたんです。私が志望する理科1類は毎年1000人合格するので、この結果を受けて『いけるやろ!』と思って調子に乗ってしまい、秋以降に本気で勉強しなくなってしまいました。思えば、東大に入る子の中には夏まで運動部に入っている子もいるわけで、そういう子たちがみんな秋・冬に成績を伸ばしてくることをわかっていませんでした」

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