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「もしトラ」より難しい「もしハリ」を予想しよう ハリス大統領候補の政策はまだよくわからない

東洋経済オンライン / 2024年8月31日 9時30分

しみじみ両者は、同じいけすの魚を釣ろうとしている。すなわち共和党流にいえば「忘れられた人々」であり、民主党流にいえば「ミドルクラス」である。だから外交政策では対立しても、経済政策では似通ってくる。端的に言えば、来年が民主党政権になっても、トランプ減税は延長となるだろうし、保護主義的な貿易政策も続くと考えておいたほうがいい。

第2にハリス陣営には、旧オバマチームのOB・OGが参加しているということだ。これまでオバマ夫妻は、ビミョーな関係のバイデン政権には口出しを遠慮していたが、ハリス候補には協力を惜しまない様子。特にベテラン選挙マネージャーのデイビッド・プルーフを送り込んだことは、ハリス選対を引き締める効果がありそうだ。おそらくオバマ元大統領は、彼女を「みずからの正統な後継者」と見なしているのであろう。

第3に、彼女を支えるカリフォルニア人脈があるということだ。選挙資金の集まりがいいことから考えても、早い時期から彼女を大統領にしようという地元ネットワークがあったことは想像にかたくない。ハリウッドやシリコンバレーの人脈も協力しているはずだ。何しろカリフォルニア州は人口が約4000万人、GDPではイタリア並み、日系人社会があるという接点もあるから、もともと馴染み深いお土地柄なのである。

ところでハッと気が付くのは、われわれは意外とカリフォルニア州政治のことを知らないということだ。「そういえば昔、アーノルド・シュワルツェネッガーが州知事をやっていたよねえ」などというくらいで、どんな政治家がいて、どんな政策が重視されるのかもわかっちゃいない。ロサンゼルス・ドジャーズの試合は、毎日気にしているんだけどねえ。

この際、カリフォルニア政治の動向も、急いで勉強しておくべきだろう。何しろ現時点の「もしハリ」確率は、少なくとも5割はあるのだから(本編はここで終了です。この後は競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。

ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。9月1日はいよいよ夏競馬の最終戦、新潟記念(G3)が行われる。本稿執筆時点では、まだ台風10号が九州に上陸したところなので、そもそも週末の新潟で競馬が開催できるのか、一抹の不安は残るものの予想はしておこう。

新潟芝2000メートルは、最後は長い直線の追い比べとなるコースだ。最終週の荒れた馬場でもあり、力勝負、持久力が試されるレースとなるだろう。

「夏競馬のフィナーレ」新潟記念は福島で勝ったあの馬で

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