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ライオンCM「警告音に似ていて物議」が必然のワケ 「テレビCMの音」の重要性は年々増している

東洋経済オンライン / 2024年9月5日 13時57分

音量に限らず、どのような音を「うるさい」「うっとうしい」と感じるかは人によって異なるので、さらに悩ましい。

例えば、日本人は虫の鳴き声を聞くと「秋が来たな」「風流だな」と感じて耳を傾けたりするが、欧米人にとっては、虫の鳴き声は単なるノイズにしか聞こえないという。

筆者の生活動線は新大久保や大久保の多国籍エリアを含むが、この界隈に行くと、外国人の会話やスマホで通話している声が気になることが多い。筆者を含む日本人の多くは「うるさい」と思うのだろうが、彼らにとっては通常のことだろうし、他人の話し声もさほど気にならないようだ。

広告の話題に戻ろう。効果を上げるために、音の工夫を凝らさなければならなくなっているが、その工夫を「不快」「うざい」「紛らわしい」と感じる人もいる。

本稿で具体的な解決策を提示したいのだが、残念ながらそうしたものは存在しない。随時、世間の声に耳を傾けながら、落としどころを探っていくことを繰り返すしかない。対応策として提示できるとしたら、それに尽きる。

【写真】「Jアラート」に似てる? 放映中止となったライオンのテレビCMを見る

西山 守: マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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