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アウディが「意外な場所」にメディアを呼ぶワケ 稚内の風力発電所で行われたツアーに参加して

東洋経済オンライン / 2024年10月7日 10時0分

北海道天塩郡幌延町のオトンルイ風力発電所に並ぶアウディ「e-tron」モデル(写真:アウディジャパン)

9月の北海道を舞台に「アウディ・サステナブル・フューチャー・ツアー北海道」と銘打った、メディア向け取材ツアーが開催された。アウディの日本法人であるアウディジャパンによる、持続可能な未来を一緒に考える旅だ。

【写真】アウディはこれまでもバイオマス発電や地熱発電の現場で同様の取材会を実施している

「資源を節約しつつ、持続可能なプレミアムモビリティプロバイダーへの変革を加速させる道を進んでいる」と、本国のプレスサイトでうたうアウディ。デジタライゼーションとサステナビリティは、アウディにとって“もっとも重要なテーマ”とされている。

しかし、「再生可能エネルギーの活用で先進的な取り組みをする地域」を訪問するとしたこのツアーは、グローバルで行われているものではないという。

「アウディ・サステナブル・フューチャー・ツアーは、アウディジャパンの独自企画として始めました」

そう話すのは、アウディジャパンのトップであるブランドディレクターにして、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの代表取締役社長を務めるマティアス・シェーパース氏だ。

「技術による先進」を掲げるアウディ

アウディといえば、「技術による先進=Vorsprung durch Technik」を企業スローガンに掲げての製品づくりを進めてきたブランドだ。よく知られているのは、1980年に登場して、全輪駆動技術とターボエンジンでラリー界を席巻したアウディ「クワトロ」である。

直近では、2018年に発売されて世界的な話題を呼んだ、BEV(バッテリー駆動のEV)の「e-tron(イートロン)」。これも、“技術による先進”だ。

e-tronには「走行中にCO2をほとんど排出せず、持続可能な社会を実現するため」という開発目的がうたわれる。これが、アウディの企業活動とつながっているのだ。

【写真】北海道天塩郡幌延町の絶景とともにツアーの様子を見る(20枚)

「2033年までに内燃エンジン搭載モデルの生産を段階的に廃止する」というアウディにとって、再生可能エネルギーとBEVを結びつけることは、技術による先進と深く関係するアクションと捉えていいだろう。

「アウディが、世界各地でサステナビリティの重要性を伝える活動を行っているのは事実です。アウディは環境保護プログラム『Mission:Zero(ミッションゼロ)』として、2050年までに全社でネットカーボンニュートラルを達成するという目標を設定しています」

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