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意外と知らない?iPhoneバッテリーの"劣化具合" バッテリーの劣化が進む"速度"は抑制できる

東洋経済オンライン / 2024年10月10日 11時50分

iPhoneのバッテリーの劣化具合は、いつでも確認できる(筆者撮影)

iPhoneを使っていると、バッテリーの残量は非常に気になる。1年経ったぐらいから「少し減りが早くなったかな?」という気がしはじめて、3~4年も経つと「電池の減りがすごく早い」「1日持たない」と感じるだろう。

【画像で見る】自分の端末で見たことある? iPhoneの「バッテリーの状態」は簡単に確認できる

バッテリーの減りが早いと感じたら、設定>バッテリー>バッテリーの状態をチェックしよう。新品状態からどのぐらいバッテリーが劣化したかを知ることができる。バッテリーのコンディションを把握するためにも、中古iPhoneを買う時にも重要となるチェックポイントだ。

なお、アップルケア+に入っていれば、最大容量が80%を切るまで劣化すると、無償でバッテリーを交換してもらえる。

あなたのiPhoneの状態は?

バッテリーというのは化学反応で蓄電する。電解質の中でリチウムイオンが移動することで、蓄電と放電を繰り返すのだが、使っていくうちに電極や電解質が劣化し、新品時よりも蓄電能力が低下する。この低下度合いを示しているのが“バッテリーの状態”だ。

みなさんのiPhoneは何%になっているだろうか?

新品であれば100%と表示されるはずだし、1年ほど使ったならば95~85%ぐらいに下がっているのではないだろうか。これが80%ぐらいになると、かなり早くバッテリーが減るように感じる。

計算してみるとわかるように、性能が80%に低下したバッテリーでは、新品のときの容量の64%分を消費すると表示上80%バッテリーを消費する(つまり残量20%になる)。この違いは大きい。これまでより早く残量表示が赤に変わるから、劣化を肌で感じやすい。

バッテリーをいたわる設定がある

バッテリーの劣化は仕方ないことだが、劣化が進む速度を抑えることはできる。一番簡単なのは、最大充電容量を下げることだ。

満充電にすればするほどバッテリーは劣化する。そこで、最大充電容量を最初から80~95%に下げる設定をして利用する。人間でいえば腹八分目みたいなもので、満腹にしないほうがヘルシーというわけだ。

この設定は、設定>バッテリー>充電>充電上限で行う。

普段は80%に設定しておいて、終日充電するチャンスがない場所に出掛ける時だけ100%充電にする……というような利用も効果的だ。

また、ほぼ100%の状態なのに充電器につないでおくとちょっと減るたびに注ぎ足し充電されて、これもバッテリーを痛める。

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