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ホンダ「フリード」新旧比較で見るヒットの法則 ちょうどいいサイズ感はそのまま熟成が進んだ

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 11時30分

その3代目となる新型は、シンプルで上質な外観の「フリード エアー(FREED AIR)」と、タフな外観でアウトドアにもマッチする「フリード クロスター(FREED CROSSTAR)」という2タイプを用意する。設定する乗車定員/シートは、以前から人気の6人乗り・3列シート車をフリード エアーとフリード クロスターの両方に揃える。2列目に2名乗車の「キャプテンシート」を採用したタイプだ。

また、2列目を3名乗車の「ベンチシート」にした7人乗り・3列シート車も、フリード エアーの上級グレード「EX」に用意。先代のフリード+に相当する2列目ベンチシート(3名乗車)の5人乗り・2列シート車については、フリード クロスターのみに設定。これらにより、ラインナップを先代から刷新している。

パワートレインでは、1.5Lガソリン車のほか、ハイブリッド車に新しく独自の2モーターシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を採用。最新技術の投入により、走りや燃費性能に磨きをかけている。また、駆動方式は、6人乗りと5人乗りのハイブリッド車とガソリン車の両方に、2WD(FF)と4WDを設定。7人乗り仕様は、先代モデルと同様、ハイブリッド車とガソリン車ともに2WD(FF)のみを用意している。

新旧フリード外観比較

外観では、先代が全体的にやや丸味を帯びたフォルムだったのに対し、新型はよりスクエアでミニバンらしさを印象付けるスタイルとなった。

とくに新型のフリード エアーは、ミドルサイズミニバン「ステップワゴン」の6代目(2022年5月発売)に新設定した「ステップワゴン エアー」を彷彿させる外観だ。スッキリした印象のフロントフェイス、どっしり感のある台形デザインとなったリアビューなどにより、まるでステップワゴンの兄弟車と思えるほどイメージが似ている。

また、フリード クロスターも、よりスクエアなフォルムとなったほか、各部のギミックにより、先代モデル以上にタフなイメージを演出する。とくに顔付きはフロントグリルに配した金属調の専用ガーニッシュ、大型化したバンパー開口部、ロアガーニッシュのフォグライトなどにより、ワイルドな印象を加味。ほかにもヘアライン仕上げのルーフレールなどにより、アウトドア・ユースを想起させるデザインを採用する。

なお、新型のボディサイズは、フリードエアーが全長4310mm×全幅1695mm×全高1755~1780mm。フリードクロスターは全長4310mm×全幅1720mm×全高1755~1780mmだ。両タイプともに、2代目から全長を+45mm延長。これは、ハイブリッド車を1モーター式から2モーター式のe:HEVに変更したことで、パワートレインが大型化したことに対応するためだ。ただし、フリード エアーは、先代と同じ5ナンバーサイズを維持。一方、フリード クロスターは、全幅をワイドにしたことで、5ナンバーだった先代に対し、新型は3ナンバーサイズの車体となっている。

大幅進化したハイブリッド車に注目

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