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進化する「水拭き掃除機」6メーカーを徹底比較 Dyson、パナソニックなど"持ち味"はさまざま

東洋経済オンライン / 2025年1月10日 11時30分

ヘッドの内部のフィルターにたまった固形ゴミは、ゴミ箱へ。タンクに回収された汚水は、お風呂場やトイレにそのまま流せるのが便利です。弱点は見た目からわかるように、ヘッドが大きいので小回りがきかず、狭い場所の掃除が苦手という点でしょう。

水拭きしたような仕上がりの床に

正確には水拭きではありませんが“水拭きしたような仕上がりの床”になるのが、パナソニックのサイクロン式コードレススティック掃除機(MC-SB70KM・5万9400円)です。

この掃除機のしくみは特殊で、ヘッドの先端にあるマイクロミスト発生器で霧状の水を床に噴霧し、ふさふさの毛を持つヘッド内蔵のブラシで、床を拭き取るというもの。これまでの掃除機のように、床にこぼした液体をそのまま吸い込みません。

マイクロミスト発生器から出る霧は、超音波加湿器と同じで床が濡れることはほぼなく、固く絞った雑巾で床を拭いているような感じ。これにより吸引掃除では取り切れない花粉などの粒子状のゴミを拭き掃除します。

同時にホコリや固形ゴミは、通常通りサイクロン掃除機で吸い込みます。ゴミに水分はほとんど含まれないので、ダストカップには汚水がたまらないのも、この掃除機の特徴といえるでしょう。

パナソニックには 、流行りのセパレート型コードレススティック掃除機(MC-NX810KM・8万9100円)にもマイクロミスト発生器が搭載されています。充電ドックに掃除機を戻すと、ドックの紙パックにゴミを自動回収するというもの。マイクロミストの機能や床の仕上がりは、サイクロンタイプと変わりません。

“本当に水拭きをする”画期的な掃除機

発想の転換で“本当に水拭きをする”掃除機も現れました!

東芝の最新モデル、トルネオコードレス(VC-CLX73・5万~7万円)です。通常のブラシヘッドを付けると普通の吸引式の掃除機。しかし付属する吸い拭き2WAYワイパーを使うと、吸い込み掃除をしながら市販のクイックルワイパーなどの床拭きシートで床拭きをしてくれます。

前方でホコリや大きな粒子ゴミを吸い取って、直後に床拭きシートで微粒子ゴミを絡めとります。普段の掃除でも掃除機がけをしてから床拭きシートで仕上げるという方は多いはず。それを一度にできて時短にもなるのが、この掃除機なのです。

水拭き掃除機の発端は、3年ほど前に搭載された“ロボット掃除機の水拭き機能”。それまでは吸引のみでしたが、それ以来、各社から拭き掃除もできるモデルが発売されたのです。

しかし、当初はユーザーが求めるものとは少しズレがあり、ヒット作がなかなか生まれず、あるメーカーの調査によれば、水拭き掃除機は2024年3月現在で累計600万台で、全掃除機の10%程度どまりでした。

水拭き掃除機の機能まとめ

最後に、今回紹介した水拭き掃除機の機能を表にまとめました。

筆者が見たところ、どの水拭き掃除機も一長一短であることは、否めません。だからこそ、こうした記事を参考に自分の生活スタイルに合ったものを選んでほしいと思います。

藤山 哲人:家電ライター

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