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転居後も「借り続けたゴミ屋敷」驚く"部屋の中身" なぜ"空家賃"を負担してまで手放さないのか?

東洋経済オンライン / 2025年1月11日 11時0分

転居後もなお、ゴミ屋敷となった部屋を借り続けているという50代の男性(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

大阪府内にあるゴミとモノであふれたマンションの一室には、かれこれ1年以上、人が住んでいない。契約者の男性は、とある理由で解約ができないまま、“空家賃”を払い続けていた。

本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。

YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、部屋がゴミ屋敷化し、引っ越しができなくなってしまった住人の顛末を聞いた。

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一見、憧れの「男の隠れ家」だが…

その部屋は2DKで46平米と、1人で住むには少々広い間取りだった。ここに住んでいたのは50代の独身男性。それなりの稼ぎがあったため、趣味にお金を費やしていた。

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リビングの奥にある2つの部屋は両方とも趣味の部屋になっていた。電子ドラムなどの楽器類、フィギュア、プラモデル、ゲーム機、ゲームソフト、漫画、DVD、ビデオテープ……。壁一面には映画鑑賞用のプロジェクタースクリーンがかけられている。リビングの壁にはダーツの的もかけられていた。

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字面だけ見れば、憧れの「男の隠れ家」だが、契約主である男性はこの部屋をうまく使いこなせていなかった。趣味のモノが置かれたスペース以外は、ゴミだらけだったからだ。足の踏み場もなく、電子ドラムも叩けなければ、ソファに座って映画を観ることもできない。

「(この部屋に住み始めてから)15年経っていますね。社宅がワンルームですごく狭くて、広い部屋に住みたいなと思ったらここがあったんです。2DKで46平米もあるので人を呼んだりとかもしたかったんですが、モノを置きすぎてしまってこの有様に」(男性)。

ゴミ屋敷の多くは住人のメンタルに起因している。よって、仕事やプライベートのストレスを発散する方法を持つことが大切になってくる。仮に職場で大きなストレスを抱えてセルフネグレクト状態に陥り、家がゴミ屋敷になってしまった場合、その職場と家を行き来していたのでは闇へ堕ちていく一方である。

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