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「正反対な日本人女性」と結婚した男の幸せな瞬間 2人をパートナーにしていった2つの物語

東洋経済オンライン / 2025年1月11日 9時35分

国籍や育った文化などバックグラウンドがまったく違う2人を繋げた2つのエピソードとは?(写真:PIXTA)

今や国際結婚はめずらしいものではありません。が、当人たちにしてみれば、出身国だけでなく、見た目も、文化も、習慣も、多くが異なる相手を理解したり、受け入れたりすることは容易とは言えないもの。

それでも、アメリカ人のバイエ・マクニールさんは、“自分とは正反対”の日本人パートナーに救われている、と言います。見渡せば世間や世界は争いごとばかり。が、2人がいかにして関係を築いているのかは、私たち自身がいかに自分と違うものに対してオープンになれるかのヒントになりそうです。

正反対の2人の「共通点」

初めて日本に来たとき、僕は言葉も通じず、習慣も知らず、自分の居場所があるのかどうかもわからない国で、すべてを理解しようとしていたただの男でした。

【画像】バイエ・マクニールさんとパートナーのミキさんやミキさんが書いたイラスト

スーツケース2個と夢でいっぱいの頭で到着しましたが、現実はロマンチックな冒険とはほど遠いものでした。僕の日本語はたどたどしく、ブルックリン仕込みの威勢はここでは通じませんでした。見知らぬ土地で、どうやって助けを求めればいいのかさえわかりませんでした。

少し時間が経って、ミキと出会いました。一目惚れではありませんでした。彼女は海外1人旅を目指して英語を勉強していたプライベートの生徒で、私はその先生でした。最初はあくまで仕事上の関係でした。

しかし、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、互いに惹かれ合っていることに気付きました。そして、ほどなくして付き合ってみようという話になりました。国際的な恋愛が簡単ではないことはお互い承知していましたが、早い段階で共通していると気づいたのは、1人旅をしたり、別の言語を話したり、知らない土地に移り住んだりといった『普通ではないこと』を進んでやる意欲がある、ということでした。

これからお話しする2つの出来事は、僕たちがどのようにして他人からパートナーになっていったかを物語っています。両方とも僕たちが共に歩む道を決定づけた出来事であり、正反対である僕たちの距離を縮めた出来事でもあります。

2013年、僕は日本の大手英字紙で初めて記事を書く機会を得ました。僕はカタカナの落とし穴と、カタカナが英語を正しく発音する上での妨げになっていることについて執筆しようと思ったのです。

当時、僕は英語教師として、カタカナへの依存がいかに誤解を招くかを目の当たりにしていました。システムを非難するのではなく、英語の習得に不可欠なものが、どのようにハードルにもなりうるかを探ることが目的でした。編集者は僕にゴーサインを出しました。これは一石を投じるチャンスでした。

パートナーから予想外の反応が

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