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20年前の3倍「家で看取る」医療を選んだ妻の想い 最期は自宅で…「在宅医療」の中身と費用を解説

東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時10分

在宅に対応するのは、原則として、患者宅から16km以内の医療機関なので、ヘルパーやケアマネージャーなど、介護職の知り合いが近隣にいれば聞いてみてもよいし、「地域の在宅診療所に飛び込みで相談に行き、話を聞いてから決めるのもいいと思います」(山中さん)。

山中さんによると、在宅診療をやっている医療機関を選ぶポイントは次の通りだ。

厚生労働省の推計によると、在宅医療を受ける人の数は増加しており、2023年は1日23万9000人で、2005年の3倍を超えた。対応する医療機関も増えたからこそ、納得のいく在宅医療を受けられるかが、大きなポイントとなる。

自宅で夫を看取った日のことを、松村さんが振り返る。

「娘と孫も集まるなか、夜11時ごろ、普通ではない状況になったので診療所に電話しました。そのときスタッフからかけていただいた言葉があるんです。『私たちが着くまでの間、家族で心ゆくまで時間を使ってください』と」

大切な時間で、家族だけでお別れをしてもらいたい――。しろひげ側の心遣いが表れた言葉だった。「在宅医療の最もよいところが、最期の最期にわかりました」(松村さん)。

佐賀 健:メディカルライター

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