「京大3回不合格」20歳上彼女に振られた彼の変化 浪人を重ねたことで、彼が学んだこととは?
東洋経済オンライン / 2025年2月2日 8時0分
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は、千葉県にある県立高校を2年生で退学後、高卒認定を取得。その後、京都大学を2度受験して不合格。合格した早稲田大学に進学後も、京大の編入学試験に落ち、現在は早稲田大学文学部2年生として大学に通うけいちゃん(仮名)さんにお話を伺いました。
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京都大学に3回不合格
今回お話を伺ったのは、2浪で早稲田大学に進学したけいちゃん(仮名)さんです。
【写真】浪人時代のけいちゃんさん。沖縄で試験会場までヒッチハイク。現在の写真も
彼は、高校を中退後に高卒認定を取得し、大学受験を決断します。
その過程で、京都大学を目指して2度の一般試験、早稲田進学後も編入学試験を受けますが、3回とも悔しい不合格で終わりました。
それでも浪人のときの経験が、彼に気づきをもたらし、新しい夢を追うことにつながっていました。
どうして彼は、浪人して京都大学を目指したのか。浪人の挫折を経て、生まれた彼の現在の夢とは。現役早大生の人生に迫っていきます。
けいちゃんさんは北海道生まれ。父親は成田近辺で勤務し、大学を卒業した母親は専業主婦でした。
彼は、生まれてすぐに父親が勤務していた成田の近くに引っ越し、幼稚園のときには父親の異動に伴い、同県の市川市に引っ越しました。
幼少期にはスイミングスクールや器械体操、サッカーなどの習い事をさせてもらっていた彼は、小学校時代は「おとなしく、不思議な子」であったそうです。
「成績は平均より少し上くらいでしたが、特定の知識を覚えるのにこだわる子どもでした。それぞれの国の首都の名前に興味を持って、それを覚えることにとても時間を費やしていました」
その細かな知識に興味を持って覚えた日々は後々、自身が受験で地理を選択するときに生きたようです。
親の方針で中学受験をしなかった彼は、そのまま公立中学校に進学し、サッカーをやめてソフトテニス部に入ります。
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