BMW新型「R1300GSアドベンチャー」王者の進化 ブランド初のオートマモードを採用した走り
東洋経済オンライン / 2025年2月8日 12時0分
2024年のスーパーバイク世界選手権において、念願のライダーズタイトルをトプラク・ラズガットリオグル選手によって獲得したBMWの国内販売が好調だ。BMWモトラッド・ジャパンは、2024年の新規登録台数が2010年7月の統計開始以来、史上最高を記録し、250cc以上のマーケットでの新規登録台数は5986台(対前年比+2.5%)に伸張し、市場占有率(マーケットシェア)を上げることに成功したと発表している。
【写真を見る】BMW伝統のアドベンチャーモデル“GSシリーズ”の最新作「R1300GSアドベンチャー」のディテールをチェックする(89枚)
とくにロードスポーツモデル「S 1000 RR」やオフロードタイプの新型アドベンチャーモデルなどのハイエンドバイクは、コロナ以降低迷と言われる国内マーケットでもユーザーから安定した支持率を得ている。
その販売好調なBMWのフラッグシップモデル、GSシリーズの最高峰「R 1300 GS Adventure(R1300GSアドベンチャー)」の試乗チャンスがあった。
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ほかの何者でもない、圧倒的な存在感
まず、はじめに伝えたいのは、すべてにおいて「圧倒的」だったということだ。
取りまわし、走行性能、エンジン性能、電子デバイスに新導入のオートマチック——。存在感も特別なもので、すべてが今までの規格外であり、洗練され、ライダーのニーズに応えた仕上がりは、大満足といえるものだった。
最新のR1300GSアドベンチャーはほかの何者でもない。歴史あるBMWの「GSマジック!」であり、次世代のマシンに相応しい進化を体感することができた。
1980年、BMWはそれまでのロードモデルに加えて「R80G/S」を発売。ビッグマシンながらオフロード性能を高めた「トラベルエンデューロ」という新しい価値観のマシンは、瞬く間に世界中のマーケットに浸透する。
BMWからGSシリーズが誕生したのは、「パリ・ダカールラリー」がスタートし、1979年に第1回大会が開催された時代だ。1981年にはユーベル・オリオール選手がBMWを駆り見事に優勝。1983年には同じくユーベル・オリオール選手が2度目の優勝を獲得。続く1984~1985年には、ガストン・ラヒエル選手がBMWで2連勝を達成し、各メーカーが凌ぎを削る世界一過酷なレース「パリ・ダカールラリー」での好成績は、マシンのタフネス性と絶対的な信頼性を勝ち取るには十分な出来事だった。
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