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過熱する「フジのアナ報道」鵜呑みにする"危うさ" 世間のイメージとのギャップに局アナたちも苦悩

東洋経済オンライン / 2025年2月8日 8時0分

フジテレビのアナウンサーをめぐる報道が加熱しています。写真は、左から「めざましテレビ」で司会を務める伊藤利尋さん、井上清華さん、生田竜聖さん(画像:フジテレビ公式サイトより)

「ついに第三者委員会の調査がはじまった」と感じた人は多いのではないでしょうか。

【画像】「上納文化はある」と話した、長谷川豊さんの実際の証言

まずはフジテレビとフジ・メディア・ホールディングスの社員に対して、「中居正広氏と女性のトラブルに類似する案件はなかったか」というアンケートが行われ、続いて企業風土に関する調査なども行われていくようです。

どのような方法で、どこまでさかのぼって調べるのか。社員だけでなく出入り業者や元社員などへの調査はしないのか。3月末の調査結果発表を待つだけでなく、さまざまな情報や要求などが適宜報じられていくのでしょう。

『週刊文春』が一部報道を訂正したことで同誌への批判が高まっている一方、フジテレビの社員関与、当事者への対応、問題が起きた後も中居氏の番組を続行したこと、人権への配慮など、多岐にわたる問題が解消されたわけではありません。

批判が収まったわけではなく、CMを控えているスポンサーも態度を変えていないだけに、少なくとも3月末まで苦境が続くことは間違いなさそうです。

アナウンサーの関連記事が量産

ここにきて急激にクローズアップされているのが、同社のアナウンサーやアナウンス室をめぐる報道。その最たるところは、堀江貴文さんのYouTubeチャンネルに出演した元フジテレビアナウンサー・長谷川豊さんの発言でしょう。

出演動画が同チャンネル歴代トップの約650万回再生を記録したほか、「“上納”文化はある」などの内容が記事化され、SNSのコメントが活発に飛び交っています。

長谷川さんの「自分も上納された」という発言に対し、それにかかわった先輩として名前を出された元フジテレビアナウンサー・笠井信輔さんが否定。さらに長谷川さんが笠井さんの発言を否定したほか、「20年近く前のネタ話」「笑い話であり、いい思い出の1つ」「僕も同じ穴のムジナ」などの意図を語り、その都度多くの記事が報じられて注目を集めています。

“元フジテレビアナウンサー”というくくりでは、高島彩さんが「サタデーステーション」(テレビ朝日系)で、内田恭子さんや中村仁美さんが「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(CBC・TBS系)で、菊間千乃さんが「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で騒動についてコメントすると各メディアが一斉に記事化しました。

また、中野美奈子さんに直撃取材を敢行した記事もあり、他のネットメディアも彼女がバラエティ出演した際のコメントやSNS投稿を積極的に報じています。

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