台風の塩害は限定的と判明 全国的に鮮やかな紅葉に期待!

ウェザーニュース / 2018年10月3日 11時40分

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ウェザーニューズ 第2回紅葉見頃予想

今シーズン、北日本の標高が高い山では、平年並〜平年より早く見頃を迎えています。例年この3連休(6日〜8日)は紅葉狩りのチャンスですが、今週は気温が高めとなるため色づきスピードがペースダウン。 また、既に見頃を迎えている名所も、台風25号の進路次第では、葉が散って見頃期間が短くなる可能性があります。今週紅葉狩りを計画される場合は、気象情報と色づき状況を確認し、早めに行くことをおすすめします。

■ポイント ■

・北・東日本は平年より遅く、西日本は平年並
・台風による塩害の影響は限定的
・全国的に鮮やかな紅葉に期待!
・北・東日本の山は早めがおすすめ

北・東日本は平年より遅く、西日本は平年並の予想

もみじの見頃予想マップ

いちょうの見頃予想マップ

葉が色づく時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色づく時期が早くなり、高いと遅くなります。 この先、北・東日本では、今月 10月は平年より気温がやや高めとなり、11月も関東甲信・東海で高温傾向が続く見込みです。このため、これから色づきが進む北・東日本の名所では、見頃時期が平年より遅めとなりそうです。
一方、西日本では、10月〜11月は平年並の気温となる予想で、見頃時期も平年並となるところが多くなります。

<9月5日に発表した傾向からの変換点>
今後の気温傾向と独自の取材結果から、甲信エリアなど内陸山沿いの名所を中心に、見頃予想日を4日ほど遅らせました。これは、北・東日本と近畿の10月の気温傾向が、平年並→やや高めに見解変化したため。一方、西日本の多くは、平年並の時期に見頃を迎える予想で見解変化はありません。

台風による塩害の影響は限定的

台風25号は未掲載
近畿・四国は同じようなエリアで台風に見舞われている

スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて葉の状態を調査し、全国 1,849人に回答いただきました(調査期間:9月22日〜24日)。その結果、北海道や近畿・四国では葉の状態がやや悪化していました。

要因の一つとして、近畿・四国は、8月〜9月にかけて相次いで接近・上陸した台風の影響が考えられます。当該エリアからは塩害の報告も届いており、特に、近畿に大規模停電をもたらした台風21号の前後で葉の状態に変化が出ているようです。
また北海道は、高気圧に覆われて晴れる日が多かったため、降水量が不足していたことが考えられます。北海道の一部の名所からは、塩害で葉が落ちていたり、例年よりも鮮やかさが劣っているという声も寄せられました。

※なお、本調査は首都圏で記録的暴風雨となった台風24号による影響は含まれていません。関東や東海でも塩害による影響が出ている可能性があります。

全国的に鮮やかな紅葉に期待!

葉が鮮やかに色づくためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。 この先11月にかけて、全国的に天気が周期変化する予想です。葉が鮮やかに色づくために必要な十分な日照や雨、朝晩の冷え込みが見込めるため、これから色づきが進む地域では、鮮やかな色づきが期待できそうです。ただ、今後台風や木枯らしなど葉が強い雨風にさらされた場合は、葉が傷ついて落葉や色づきが劣化する可能性があるため、荒天の影響度に注目です。

3連休は台風25号の影響懸念、北・東日本の山は早めの紅葉狩りを

今シーズン、北・東日本の標高が高い山では、平年並〜平年より早く見頃を迎えています。
前回(9月5日)の予想では、北日本の9月は気温が高めで、見頃は平年より遅い見込みでした。しかし、9月中旬〜下旬に北日本を中心に10月並の寒気が流れ込みました。
この影響で、大雪山旭岳(北海道)では平年並の時期である9月中旬に見頃を迎え、八甲田ロープウェー(青森県)や宮城蔵王(宮城県)などでは、平年より1週間〜10日早い見頃となりました。また、立山黒部アルペンルート(富山県)や上高地(湯沢)(長野県)など、東日本の標高が高い山でも平年並に色づきが進み、現在見頃を迎えています。
今週は気温が平年よりもやや高めとなるため、例年この時期に見頃を迎える豊平峡ダム(北海道)や岩木山(青森県)などの名所では、色づきがペースダウンする予想です。また、台風 25号が接近する恐れがあり、 台風の進路次第では、葉が散って見頃期間が短くなってしまう可能性があります。北・東日本の山に紅葉 狩りを予定している方は、気象情報と色づき状況を確認し、早めに行くことをおすすめします。

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