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週刊地震情報 2019.03.03 根室沖でM6.2 千島海溝沿いの地震

ウェザーニュース / 2019年3月3日 13時15分

ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は、先週に比べると少ない傾向です。ただ、震度3以上の地震はやや多く、4回発生しています。(2月25~3月2日の集計)

国内:千島海溝沿いの根室沖でM6.2の地震

3月2日(土)12時23分頃、根室半島南東沖を震源とするM6.2の地震が発生しました。北海道標津町で最大震度4を観測しています。

震度1以上の揺れを観測したエリアは北海道、東北にとどまらず、関東まで広がりました。

この地震で津波の発生はありませんでした。

今回の地震は、海側の太平洋プレートが、日本列島を乗せる北アメリカプレートの下に沈み込む領域で起きています。

根室半島南東沖は大きな地震が多いエリアで、最近では2000年1月にM7.0の地震があったほか、1973年6月にはM7.4の地震が発生し、強い揺れや津波による被害が出ています。

国の地震調査研究推進本部は、根室沖で今後30年以内にM7.8~M8.5程度の地震が起きる確率を70%程度としています。根室沖を含む、千島海溝沿いの超巨大地震の発生も懸念されており、要注意エリアにひとつです。

海外:ペルーでM7.0 南米で再びM7超の地震

この期間、アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は2回発生しています。

3月1日(金)17時50分頃にペルーを震源とするM7.0の地震が発生しました。深さが200km以上と深かったため、津波や地震の揺れによる被害は出ていません。

南米では2月22日にペルーの隣国のエクアドルでM7.5の地震が発生しました。いずれの地震も太平洋プレートが南アメリカプレートに深く沈み込んでいる領域で発生したため、大きな被害にはつながりませんでした。

ただ、さらに浅い海側で発生すると津波発生につながりますので、立て続けの大きな地震は気になる所です。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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