ジャガイモの発芽阻止 決め手は「温度管理」と「リンゴ」

ウェザーニュース / 2019年5月22日 6時25分

ウェザーニュース

買ったまま忘れて放置していたジャガイモから芽が出ていてびっくり! という経験はありませんか?

ウェザーニュースで「ジャガイモに芽が出たことがありますか?」というアンケート調査を行ったところ、「しょっちゅう、ある」が30%、「たまに」が59%となり、約9割の人が「芽出し」の経験があることが分かりました(5月15〜16日実施、8280人回答)。

ジャガイモは保存場所が発芽に適した温度になると、どんどん芽を出してしまう野菜です。

そこで、さらに「ジャガイモはどこで保存していますか?」というアンケート調査も行いました(5月13〜14日実施、8531人回答)。

室内で常温保存している人が過半数

アンケートの結果は、「常温で室内」が56%、続いて「冷蔵庫(野菜室)」が約30%となっています。エリア別に詳しく見ると、北海道や沖縄では「冷蔵庫(野菜室)」の割合が他のエリアに比べて高くなっていました。気温が上がると芽が出やすくなるので、沖縄で冷蔵庫(野菜室)の割合が高いのは納得ですね。

しかし、北海道でも冷蔵庫に入れる人が多いのは意外です。アンケートに寄せられたコメントを見ると、「冬場は常温でもジャガイモが凍ることがあり温度管理が大変だから」という北国ならではの理由もあるようです。

さて、これからジャガイモが発芽しやすい気温になります。適切な保存法を千葉県君津市で農園を営む佐野卓男さんに伺いました。

ジャガイモの発芽温度は?

暖かくなると芽が出やすくなるといわれていますが、どれぐらいの温度だと芽が出るのでしょうか?

「ジャガイモの発芽温度は18~20℃ぐらいです。品種によって発芽しやすいものとしにくいものがあります。うちでは割と芽が出にくい男爵を作っています。昔はキタアカリやアンデスレッドも作っていましたが、どちらも少し暖かくなるとすぐ芽が出てしまい、管理が大変なのでやめたのです」(佐野さん)

温度管理とリンゴで発芽阻止

できるだけ発芽させないで長く保存する方法はあるのでしょうか?

「常温で15℃を超えるようになったら、発芽温度に達しない場所(冷蔵庫の野菜室など)に入れてください。冷蔵庫に入れるときは、乾燥を防ぐために新聞紙で包みましょう。

また、芽を出させないようにするにはエチレンガスが効果的です。プロである私たちはエチレンガスを使いますが、家庭ではエチレンガスを発生するリンゴを使ってください。リンゴと一緒に保管することでジャガイモの発芽を抑えることができます。もちろん、買ったら早く食べることが何より大事です」(佐野さん)

ジャガイモの芽には有毒物質のソラニンが含まれていて、食べると吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が出ることがあるので注意が必要です。なるべく芽を出させないよう適切に保存して、早めに食べることを心がけましょう。

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