夏場の「予約炊飯」はNG!? 美味しいご飯を炊くコツ

ウェザーニュース / 2019年8月26日 5時45分

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毎日の食生活には欠かせないお米。おにぎり、炊き込みご飯、混ぜご飯など、食べ方も様々で、相性の良いおかずもたくさんあります。私たちの主食でもあるお米を美味しくいただくには、まず上手に炊くことが大切です。

美味しいご飯に炊き上げるために「お米の吸水」を行いますが、特に夏場は、この吸水作業が炊き上がりの出来に大きな影響を与えます。

ウェザーニュースでは「夏場のお米の吸水どうしてますか?」というアンケート調査を行いました。すると、吸水させている人のうち、9割以上の人が炊飯器で吸水していることが分かりました。

確かに吸水後にすぐ炊くためには炊飯器で吸水させるのが効率的です。また、予約炊飯を活用している人も多いようです。しかし、炊き上がりを美味しくするためには、冷たい水でゆっくり吸水させるのが良いそうです。お米を美味しく炊くコツをお米ジャーナリストの柏木智帆さんに伺いました。

吸水は低温が基本

お米を炊く前に吸水させるときは、冷蔵庫でおこなうのが理想的だといいます。

「吸水させる水の温度が低いと、水分がお米にゆっくりと均一に吸収され、ふっくらと炊きあがります。特に気温が高い夏は、常温で吸水させると米粒の表面が溶解しやすくなり、炊き上がり後の劣化も早くなってしまいます。また、暑い季節は雑菌が繁殖する可能性もあるので、できるだけ冷蔵庫で吸水させましょう。

また、水温を下げるために夏場は氷を入れて吸水させる人もいるようです。私も試してみましたが、1合では炊きあがりに大きな問題はありませんでした。しかし、3合では炊きムラが生じました。場所によっては、お米の肌がボロボロになったり、米粒がぐちゃっと崩れてしまったりするので、オススメできません」(柏木さん)

特にお弁当には早炊きがオススメ

朝食や夕食に備えて炊飯器にお米をセットし、予約炊飯をするケースもあると思います。そのまま長時間吸水させて炊き上がったご飯でも、甘みやうまみは感じられます。しかし、冷蔵庫で吸水させて早炊きモードで炊いたご飯と比べると、決定的な違いがあるようです。

「予約炊飯で炊いたごはんは、冷蔵庫で吸水してから早炊きモードで炊いたご飯と比べ、時間が経過するにつれて、米粒の表面がざらつき、つやがなくなってしまいます。

機種にもよりますが早炊きモードでごはんを炊くのにかかる時間は15~30分前後。朝食にご飯を炊くなら、前夜からお米を冷蔵庫で吸水させ、朝起きてすぐに早炊きモードで炊けば、朝ごはんにもお弁当にも間に合います。その際は、ごはんをほぐした後にふたを閉めて7、8分蒸らしてください。

常温で吸水させて炊いたごはんと冷蔵庫で吸水させて炊いたご飯は、時間がたつほど食感や見た目に差が出るので、特に常温が高くなる夏は、お弁当用のごはんは冷蔵庫で吸水させてから翌朝早炊きすることをおすすめします」(柏木さん)

おいしいお米をおいしく食べるためのひと手間、ぜひお試しください。

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