早くもインフルエンザ流行中 ワクチン接種はいつから?

ウェザーニュース / 2019年10月1日 6時9分

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今季のインフルエンザは、異例の早さで流行し始めています。

9月15日までの1週間で流行の目安となる1医療機関あたりの患者数1.0人以上が、石川県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、鹿児島県、沖縄県の7県にのぼり、22日には東京都も流行期入りしました。インフルエンザの感染と重症化のリスクを下げるワクチン接種も早めに行う必要があります。

例年より2ヵ月ほど早い流行

インフルエンザは例年なら12月頃に流行期入りしているので、今シーズンは2ヵ月ほど早いようです。もうワクチンを接種することはできるのでしょうか。

「ワクチンメーカーは9月下旬から出荷しているので、10月に入れば医療機関でワクチン接種を受けられますが、念のため医療機関に問い合わせてください」(厚生労働省健康課予防接種室)

インフルエンザのワクチンを接種して体内で抗体がつくられるまで約2週間かかるため、流行が本格化する前に接種する必要があります。

「今シーズンのワクチン供給量は2951万本です。昨シーズン(2717万本)を上回り、12月第1週には全量出荷予定なので、ワクチン不足になることはなさそうです」(同)

ワクチンは4タイプのウイルスに対応

インフルエンザのワクチンの中身は、シーズンごとに変わっています。

「インフルエンザのウイルスは変異するため、ワクチンもそれに対応して変えています。北半球ではWHO(世界保健機関)が2月頃、次のシーズンに流行するタイプを予測します。それに基づいて4月頃に国内の審議会で決定し、ワクチンメーカーが製造を開始しています」(同)

ワクチンは例年、A型の2タイプとB型の2タイプ、合わせて4タイプのウイルスに対応しています。今シーズンは、B型の2タイプは据え置き、A型の2タイプを入れ替えました。入れ替えたA型の2タイプは、いずれも新型インフルエンザ(2009年)と香港型がマイナーチェンジしたものです。

ワクチンを接種してもインフルエンザにかかることはありますが、重症化を防ぐ効果があるとされています。

ワクチンの効果持続期間は?

ワクチンをあまり早く接種すると、効き目が切れるのも早くなるのではないかと心配する声もあります。

「ワクチンの効果持続期間は5ヵ月といわれています。例年なら12月中旬にワクチン接種がピークを迎えるので効果持続期間を気にする必要はなかったのですが、インフルエンザの流行が半年を超えると心配になるかもしれません」(同)

しかし、ワクチンの効果持続期間が過ぎてもゼロになるわけではないので、流行期に入る前に接種したほうがよいでしょう。

なお、インフルエンザのワクチンは生後6ヵ月以上のすべての人に推奨されていますが、健康保険が適用されないため3000〜5000円前後の料金は自己負担です。6ヵ月以上〜12歳以下の子どもは2回接種です。

65歳以上の高齢者や60〜64歳の重篤な病気を持っている人は予防接種法に定める定期接種になっています(自治体から毎年連絡が来る)。料金は一部補助されますが、2500円前後の自己負担が必要です。

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