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手荒れしないお湯の温度を知っていますか?

ウェザーニュース / 2019年12月5日 5時20分

ウェザーニュース

冬になると手荒れに悩まされる方も多いのではないでしょうか。

手荒れを防ぐためのお湯の温度やせっけんの選び方などを、野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生に教わりました。

お湯で洗うと“潤いバリア”が壊れる!?

毎冬、いつの間にか手が荒れて辛い思いをしている人もいるのではないでしょうか? 毎日必ず行う手洗いで手荒れを引き起こしているかもしれません。例えば、熱めの湯で手を洗ってはいませんか?

「寒い季節は、冷え切った手を温かいお湯で洗うと心地よいものです。しかし、高めの温度のお湯で手を洗うと皮脂が奪われ、潤いのバリアを壊す原因となります。また、かゆみのある人は、42℃で“かゆみセンサー”が刺激されてしまいます。ぬるま湯(33~35℃)で洗うようにしましょう」(野村先生)

そもそも皮膚は、細菌などの異物の侵入や外部の刺激から身体を守り、さらに身体の水分を保持するなど、大切な役割を担っています。手荒れは、肌のバリアが壊れてしまった状態で、刺激に敏感になっているため、素手のまま使うとどんどん悪化してしまいます。手荒れが進行するとひびやあかぎれになったり、強いかゆみが出たり、ひどい湿疹になることもあります。

「表皮のうち一番外側の角層ならば約2週間、表皮全体は約4週間で生まれ変わります。ですから、手のひらや指先がカサつくなど、手荒れのサインを感じたら、早めにケアしましょう。生活の中で手荒れの原因となっている点を見つけ、改善するのも重要です」(野村先生)

正しい手洗いのポイント

手を洗うときに注意すべきことは、湯温以外にもあります。せっけんは、どのような種類を使っていますか?

「インフルエンザなど感染症予防のためには、殺菌作用のあるせっけんを外出から帰ったときなどに使います。ふだんは無添加の肌に優しいせっけんを使うようにします。せっけんをTPOに応じて使い分けることで、肌荒れ対策にもなります」(野村先生)

もう1つ大切なのが手を洗った後です。

「肌の表面に水滴が残っていると、蒸発するときに肌の水分も奪われてしまいます。手を洗ったあとは、清潔なタオルでやさしく拭きます。そのあとに、ハンドクリームなどで保湿も忘れずに行いましょう」(野村先生)

大切な手を守るためには、ちょっとしたことが大切なのですね。

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