三連休の天気や気温、湿度は? お出かけ時は新型コロナ感染対策を

ウェザーニュース / 2020年11月18日 12時0分

ウェザーニュース

このところ昼間は厳しい暑さも寒さもなく、外出しやすい気候となっています。

一方、新型コロナウイルスの流行が続いているため、お出かけの場合も感染拡大を避けるための対策が必須です。

今週末の天気予報とともに、参考情報として、気温や湿度の予測をもとに計算した、米メリーランド大学の博士らの論文で述べられている「COVID-19が流行しやすい可能性のある気象条件」を可視化しました。

今週末の天気や気温は

三連休の天気予報

21日(土)から23日(月)勤労感謝の日にかけての三連休は、西日本や東日本の太平洋側の地域では晴れや曇りのところが多く、北日本や北陸では曇りがちで所々で雨や雪が降る予想です。

西日本や東日本の太平洋側では週中頃のような季節外れの暖かさにはならないものの、11月にしては寒さは控えめで過ごしやすい体感となりそうです。北日本では寒気の影響を受けて連休後半ほど気温が下がる予想です。

新型コロナ感染対策を 低温や乾燥も影響か

気温・比湿の予測とCOVID-19の流行可能性

この図は、米メリーランド大学のMohammad M. Sajadi 医学博士ほかによる論文「COVID-19の流行と季節性を推定するための気温、湿度、緯度の分析(※)」をもとに、ウェザーニューズ社の気象予測を用いて計算した、COVID-19の流行可能性を可視化したものです。(※原題:Temperature, Humidity, and Latitude Analysis to Estimate Potential Spread and Seasonality of Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)。以下、論文に関する日本語表現はウェザーニュース訳。)

この論文では、今年1月から3月の期間、世界50都市の流行の拡大状況でコホート研究を行い、気温や湿度が分析されています。その結果、感染が拡大した都市では、最初の死者が出た20〜30日前の平均気温が3〜9℃で、かつ空気が乾燥して比湿が4〜6g/kgという点が一致していたとのことです。つまり、新型コロナウイルス以外の季節性の呼吸器疾患系ウイルスの特徴である、低温・低湿度で流行しやすいという特徴との一致がみられたとしています。

この記述の仮定のもと、ウェザーニュースの気象予測データを用いて、平均気温が2〜10℃、比湿が3〜7g/kgの範囲に着色しました。橙色で塗られた地域はこの定義範囲の中央値に近いことを示します。

流行拡大の理由は複雑で真相は未解明

ただ、この結果をもって一喜一憂するわけにはいきません。ご存知の通り、新型コロナウイルスは4月以降、気温や湿度の高い国や地域でも流行が拡大しています。もし低温や乾燥が流行に関与していたとしても、それだけが流行拡大の条件と結論づけることはできません。

低温・乾燥条件下では、体外に出たウイルスが不活化しにくい可能性、飛沫が空気中を浮遊しやすい可能性、鼻粘膜等から感染しやすくなる可能性等が指摘されているほか、寒さによる換気不足による空気の滞留等も指摘されています。これらは新型コロナウイルス以外の季節性の呼吸器疾患系ウイルスの特徴をもとに推定されているのみで、まだ真相は未解明であるものがほとんどです。

週末はお出かけをされる方も多く、他人との接触が増えることが予想されますが、密閉、密集、密接の3つの密を避けたり、マスクの着用や咳エチケットで飛沫の拡散を防いだり、手洗いや日々の健康管理を十分に行うなど、一人ひとりが感染症対策を意識してください。


ウェザーニュースでは、新型コロナウイルス感染症の流行地域の気象データをWeb公開中です。無料でデータのダウンロードが可能ですので、研究機関や大学等での分析にお役立てください。

参考資料など

原著論文 ウェザーニューズ WxTechサービス

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