九州南部で3年ぶりの春一番 宮崎では桜が開花

ウェザーニュース

18日(金)午後、鹿児島地方気象台は九州南部・奄美地方で春一番が吹いたと発表しました。午前中は激しい雨の降った九州ですが、午後になって天気が回復し、南よりの風が強く吹いています。

低気圧が発達し南よりの風が強まる

低気圧が発達しながら九州付近を通過し、雨とともに風が強まりました。鹿児島県や宮崎県など九州南部では低気圧に向かって南よりの風が強く吹き込み、最大風速は鹿児島で8.4m/s、宮崎で11.4m/sを観測しています。

さらに気温も20℃を大幅に超えたため気象台は春一番を発表しました。昨年、一昨年と発表がありませんでしたので、九州南部・奄美地方の春一番は3年ぶりです。

▼九州南部・奄美地方の春一番の条件
・立春から春分までの期間
・低気圧の影響を受けて広い範囲で南よりの風が8m/sメートル以上
・気温が上昇

宮崎ではソメイヨシノの開花発表

宮崎のソメイヨシノ標本木

また、雨が降っていた午前中には宮崎でソメイヨシノの開花が発表されています。昨日の時点ですでに数輪咲いていて、今日の午前中は雨にも関わらず気温が高かったこともあり開花が進みました。

宮崎のソメイヨシノの開花は平年より5日早く、昨年より2日遅い観測です。全国では昨日17日(木)に開花した福岡に次いで2番目となります。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）