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熱中症対策にも? 簡単"梅塩"の作り方

ウェザーニュース / 2022年6月24日 5時0分

ウェザーニュース

今年も梅干し作りが始まる時期になってきました。梅干し作りで必ず出てくるのが梅酢。料理に使えばもちろんおいしいですが、使いきれずに梅酢を持てあましてしまう、という声も聞きます。

しかし、梅酢は梅のエキスが含まれる貴重な酢と言われています。そこで、発酵食コーディネーターで料理研究家の加藤なぎささんに梅酢を使った簡単な調味塩の作り方を伺いました。

梅酢には疲労回復のクエン酸が含まれる

梅干しを漬けると梅から出てくる梅酢には、食塩、塩化カリウムや梅の成分でもあるクエン酸が含まれています。

「いま梅酢は健康効果が高いと注目されているのです。クエン酸は疲労回復や食中毒の予防、免疫力のアップ、食欲増進にも良いとされていることから、梅酢は健康効果が高いと、最近注目されています。しかし、原液だと塩分濃度が高く、非常にすっぱいので、そのままでは使いにくいものです。

そこで、梅酢を使って簡単に梅塩を作る方法をお教えします。梅塩とは本来、梅酢を何日も天日に干して水分を飛ばし切り、残った塩のことです。この方法なら梅酢の風味が残るピンクの塩ができます」(加藤さん)

簡単梅塩の作り方

▼材料
・粗塩:200g
・赤梅酢:150ml

▼作り方
(1)テフロンのフライパンまたは土鍋に塩と赤梅酢を入れる。

(2)ヘラなどでよく混ぜて火にかけ、煮立ってきたら弱火にする。

(3)時々かき混ぜながら煮詰める。7~10分ほどすると水分がなくなってくる。

(4)焦げつかないようにかき混ぜながら完全に水分がなくなったら、新聞紙などに広げて乾燥させてできあがり。

「できあがった梅塩は、湿気ないように冷蔵庫などに入れて保存しましょう」(加藤さん)

おにぎりや飲み物まで使い方は様々

「梅酢を加熱するとクエン酸が分解するのでは?と思うかもしれませんが、クエン酸は175℃まで熱しないと分解しませんので、沸騰させる程度なら大丈夫です。

また、これからの季節に注意しなければならない熱中症予防には、水分と同時に電解質も補給できる経口補水液やスポーツドリンクの摂取がのぞましいとされていますが、梅塩にはクエン酸に加え、ナトリウム、カリウムなどの電解質も含まれています。

梅酢を薄めて蜂蜜を入れて飲んだり、梅塩をお吸物の味付け、浅漬けの塩に使ってもよいでしょう。また、梅が持つ抗菌効果を利用して、梅塩をおにぎりなどの付け塩にすると、食中毒の予防にも役立ちます。ただし、あくまでも塩なので、塩分の摂り過ぎには注意しましょう」(加藤さん)

梅を使った調味料、梅酢や梅塩を上手においしく活用して、これからの季節、熱中症や食中毒の予防に役立てましょう。

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