週後半は再び全国的に雨 太平洋側を中心に強雨や大雨のおそれ

ウェザーニュース

明日の晴天は束の間で、明後日28日(木)〜29日(金)は再び全国的に雨が降る予想です。沿岸部を中心に風が強まり、太平洋側では雨量もまとまるおそれがあります。

木曜日は西日本で雨が強まる可能性

28日(木)は高気圧の中心が本州の東の海上に離れ、東シナ海から前線が接近します。九州では段々と雨が降り出し、午後には近畿まで、夜遅くには関東まで雨の範囲が広がる見込みです。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線付近では雨雲が発達します。特に九州では雷を伴った強い雨や、雨量のまとまりに注意が必要です。

中国大陸にも低気圧があり、北東に進みます。これらの低気圧・前線と東の海上にある高気圧との間で気圧差が大きくなるため、沿岸部を中心に強風や高波にも注意が必要です。

金曜日は東日本や北日本が雨の中心に

29日(金)になると、本州の南岸と北日本にそれぞれ前線や低気圧が進みます。雨の中心は東日本や北日本へ移る見通しです。

太平洋側の地域では、強雨や落雷、大雨のおそれがあります。また、東海を中心に、朝の通勤・通学時間帯に荒天のピークが重なる可能性があるため、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

北の低気圧に向かって暖かな空気が北上するため、北海道でも降るものは雨になる予想です。道東や道南の太平洋側では、雨量も多くなる可能性があります。融雪災害に警戒が必要です。