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突然ふくらはぎの痛み…その理由は「血栓」、北アイルランド代表FWを襲った悲劇「かなり怖かった」

超ワールドサッカー / 2024年10月10日 22時58分

写真:Getty Images

命に関わる恐怖というものはどこからやってくるか分からない。突如その恐怖に陥ったのは、北アイルランド代表FWジェイミー・リード。それは意外な理由だった。

EFLリーグ1(イングランド3部)のスティヴネイジに所属するリードは、現在30歳。遅咲きの選手で、2024年3月に北アイルランド代表としてデビュー。29歳での代表デビューとなった。

2023-24シーズンはEFLリーグ1で42試合に出場し18ゴール2アシスト。公式戦でも38試合21ゴールを記録し、その活躍が認められて代表デビューを果たした。

しかし、悲劇が突然襲ったのは6月。北アイルランド代表としてスペイン代表との試合に出場したが、その後に問題が発生した。

リードはイギリス『BBC』のインタビューで告白。ふくらはぎの痛みを感じたというが、それは筋肉の問題ではなく、まさかの「血栓」があったという。

「夏にたくさん飛行機に乗ったけど、ふくらはぎに痛みを感じた。結局は血栓だった」

「そう言われた時は海外にいたので、かなり怖かった」

「とても心配だった。僕にとっては初めての経験で、これまでは経験したこともなかった。家族も誰も経験がなかった」

「イライラさせられた。そのせいで、数カ月間試合に出られなかった。接触プレーなしでトレーニングはできた」

「でも、今は戻ってきたので、僕はそれを過去のものにしたいだけだ」

血栓は、長時間座っているなど、下肢の血液の流れが滞ることで血管の中に血の塊ができること。水分不足や、過度なアルコール摂取での脱水症状などでも発生する。有名なところでは「エコノミークラス症候群」という長時間のフライト後、立ち上がったりした際にその血栓が肺に辿り着き、呼吸困難や動悸が訪れ、最悪の状況だと死につながる事もある。

リードは飛行機での移動も多かったと語っており、「エコノミークラス症候群」になりかけていた可能性が高い。9月はこの問題で招集外となったが、10月には北アイルランド代表に復帰した。

「プレシーズンがほとんどなく、コンディションを整えるためにリーグ1の試合に出ているようなものだった。理想的ではない」

「でも、試合やトレーニングを重ねるごとに調子は良くなってきているから、以前の状態に戻れると良いなと思っている」

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