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妊娠線の凸凹、柔らかいお腹はママの勲章!【子育ては毎日がたからもの☆ 第82話】

Woman.excite / 2020年2月29日 20時0分

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時は流れ、そんな風にいつも母のお腹に癒されていた私のお腹にも、ひとつの命が芽生えていました。

妊娠がわかって育児雑誌を買うと、
そこここにある「妊娠線クリーム」の広告。

これを朝晩にしっかり塗りこむと、妊娠線予防になるということで、まだ妊娠初期のころから「どの商品を使おうか」と吟味していました。

このころの私は、「母のお腹のようにはなりたくない」と思っていました。ビキニが着れなくなるとか、そんな理由で。

妊娠中期になって、一つのストレッチマークオイルを購入。母親教室や、子ども服屋さんでさんざん各社のサンプルを試し選んだ、保湿力が大変高く、オーガニック系のよい香りがするものでした。

それを朝とお風呂上りに塗り込む日々。体調も比較的よい時期だったので「お母さんになるんだ・・・」と手放しで幸せを感じていた時期でした。

ところが妊娠後期となり、ぶり返したつわりと、お腹が重くて熟睡できない日々の中で、次第に憂鬱な気持ちに。そして、どんどん大きくなる胎児にお腹の皮膚が耐え切れず、ところどころひび割れが始まっていました。

それと同時に、とにかくお腹が痒くて仕方がない! 色素沈着するから掻いてはいけない、と普段は意識しているものの、ふとした時や寝ている間に掻きむしってしまい、横腹のあたりが赤黒くなってしまいました。

この頃、ストレッチマーククリームは変わらず毎日二回塗り込んでいましたが、急激に大きくなるお腹と、掻きむしりの前には太刀打ちできず。「早く産んでしまいたい」、そんなことばかり思っていたのです。



そしてようやく出産。

すぐにしぼまないお腹にびっくりしつつも、それでも赤ちゃんがいなくなったお腹は、しぼんだ風船のような感じでした。




水着はお腹を隠すものを着用するようになり、お腹のシワが目立つ姿勢(お腹を丸める姿勢など)にならないように気を付けながら、日々が過ぎていきました。

一度できた妊娠線は基本的には治らないけど、保湿をしっかり継続することで少しは薄くなるという噂を信じて、毎日しっかり保湿。

確かに、はじめは赤かった妊娠線は、次第に目立たなくなってきましたが、どうしてもひび割れた皮膚の凸凹だけは消せず落ち込みました。こんなお腹じゃ、みっともなくて温泉にも行きにくいなぁと思っていたのですが・・・




妊娠線の凸凹の独特の柔らかさを堪能するように、寄せたり伸ばしたりつついたりする子どもたち。

自分では嫌いだと思っていた凸凹お腹だったけど「この凸凹があるから、今この子たちがいるんだ」と思ったら、なんだかとても愛おしい気持ちに。

だから私も、
母と同じように子どもたちに言いました。

「これは、あんたたちを生んだ証。ママの勲章だよ」と。

薄着の時期になると、チラっとお腹が見えそうになって焦ることもありますが、今ではこの自分の凸凹お腹が大好きです。


(ぺぷり)

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