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<Wコラム>「2PM」事務所を苦しめる旅客船沈没事故の噂と「魔女狩り」と「朝鮮戦争」

Wow!Korea / 2014年5月2日 13時3分

グループ「2PM」

韓国旅客船沈没事故の影響は、事故原因や事故処理の責任を問うレベルを超え、「魔女狩り」に発展しつつある。更に韓国芸能界にも飛び火し始めている。「2PM」らの所属事務所である「JYPエンターテインメント」は予想しなかった2次被害に遭っている。

「2PM」、「miss A」、「Wonder Girls」などが所属する韓国の大手芸能プロダクション「JYPエンターテイメント」。韓国の3大芸能プロダクションの一つであり、上場会社でもある。その創業者で代表プロデューサー、そして1990年代の韓国を代表するダンス系アーティストのパク・チニョン氏が大型旅客船「セウォル号」の沈没事故の噂に巻き込まれているのだ。

事の発端は、パク氏が再婚した妻A氏が沈没船の運航会社の所有者であるセモグループのユ・ビョンオン会長の姪であることがSNSなどで広まったことから始まった。

今回の韓国旅客船沈没事故では、船長の無責任な行動や偽装脱出が連日のようにメディアを騒がせており、その雇い主である旅客運送企業「清海鎮海運」の実質的な支配オーナーであるユ・ビョンオン氏やその関連会社にも警察の調査が及んでいる。

そんな中、ユ・ビョンオン氏が創設者でもあるキリスト教系の新興宗派「救援派」は、企業と教会を同一視する教理を持ち、キリスト教からは異端と判断されてきた。結局、信徒たちの献金が企業の運営資金となり、海運業に対する政府の補助金などもあり、関連企業は急成長してきたとの話だ。その企業資金のうち、5億ウォン(約5千万円)が「JYPエンターテイメント」に流入されたとの噂が立ってしまったのだ。

この騒ぎを受け、「JYPエンターテイメント」側は次のような公式コメントを発表している。

「パク・チニョンの妻がユ・ビョンオン氏の姪であることは事実だが、パク・チニョン本人は『救援派』と何ら関係もなく、10ウォンたりとも不法資金が流入したことはない。当然、不法資金関連の調査も受けていない。今後、ウソの噂を作成したり流布したりした者には厳重な法的責任を問う方針だ。」

また、パク・チニョン氏本人も自身のSNSで解明コメントを出している。

ツイッター(Twitter)にて、「私の妻が問題とされた会社の所有者たちと親族であるということだけで事実無根のデマを飛ばしても許される国なのか? 私の宗教については過去のインタビュー内容や、発売してきた音楽を聞いてみればわかるはず。私は過去数年間、多くの宗教を勉強してみたが、未だ無神論者である。」と説明した。

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