関智一、花澤香菜ら「サイコパス」声優が歌舞伎名作の朗読劇 京都南座で開催「今度は掛け声も！」

トークショーの東地宏樹、野島健児、花澤香菜、関智一（左から）©サイコパス製作委員会 ©SHOCHIKU

　声優の関智一、花澤香菜らが１１日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」と歌舞伎がコラボした朗読劇「PSYCHO-PASS サイコパス 京都南座歌舞伎ノ舘×こえかぶ　朗読で楽しむ歌舞伎」に出演した。。
　「サイコパス」BGMが流れる中、歌舞伎の定式幕が開くと、１作目は上方歌舞伎の代表作「吉田屋」を上演。扇屋の夕霧太夫を宜野座伸元（CV.野島健児）が担当し、男性がヒロインの夕霧を演じる歌舞伎らしい配役となった。また実際の歌舞伎の衣裳の刺繍の美しい打掛を身にまとい、花道から出てくる夕霧の姿に、会場からもため息が聞こえていた。歌舞伎でつっころばしと呼ばれる優しい色男である、夕霧の恋人・伊左衛門は須郷徹平（CV.東地宏樹）が担当した。

　２作目は近松門左衛門の名作「俊寛」。俊寛を演じるのは狡噛慎也(CV.関智一)。俊寛の運命を変える海女千鳥と、非情な役人である瀬尾太郎兼康を常守朱（CV.花澤香菜）が演じた。。舞台は花道も用いて、巧みな演出で感動的な別れを描き、客席からは大きな拍手が送られた。
　朗読劇の終幕後は、出演者４人によるトークショーを開催。朗読劇の興奮そのままに、関は「次回以降の回では、歌舞伎ならではの『○○屋！』などと屋号を呼ぶ掛け声（大向う）をお願いしたい」というファンにリクエストしていた。
　公演は12日まで。18日からは南座の会場全体を使用したコラボ企画展が開催される。

（よろず～ニュース編集部）