平成の芸能・エンタメ業界をランキングで振り返る

2019年4月19日公開

あと10日ほどで「平成」が終わり「令和」が始まるということで、Infoseekニュースにも平成の時代を振り返る記事が山ほど届いています。そんな多くの記事の中から芸能のジャンル、さらに「平成のランキング」に触れられている記事に着目し、ランキングから平成の芸能・エンタメ業界を振り返ってみることにしました。「そういえばこのドラマ面白かったなぁ」などと、平成のうちに懐かしい気分に浸ってみてはいかがでしょう?

テレビ番組に関する平成のランキング

平成の高視聴率ドラマ1位は…

平成の民放ドラマ高視聴率ランキング(ビデオリサーチ)
番組名 視聴率
1位 『半沢直樹』最終回(TBS) 42.2%
2位 『Beautiful Life~ふたりでいた日々~』最終回(TBS) 41.3%
3位 『家政婦のミタ』最終回(日本テレビ) 40.0%
4位 『ひとつ屋根の下』11話(フジテレビ) 37.8%
5位 『GOOD LUCK!!』最終回(TBS) 37.6%
6位 『家なき子』最終回(日本テレビ) 36.8%
7位 『HERO』8話(フジテレビ) 36.8%
『HERO』最終回(フジテレビ)
9位 『101回目のプロポーズ』最終回(フジテレビ) 36.7%
『ロングバケーション』最終回(フジテレビ)

トップ10の半数がキムタク主演作

このランキングは、テレビ視聴率の調査などを行うビデオリサーチの過去の視聴率データ(関東地区)を元に、平成に放送された連続ドラマ(NHK大河ドラマと朝ドラを除く)を抜粋して作成されたもの。

平成に放送された連ドラの単回の視聴率上位は「GOOD LUCK!!」(TBS系)や「HERO」(フジテレビ系)などキムタクものがベスト10の半数を占めた。それぞれが30%台の後半をはじき出している。
だがトップは、3位の「家政婦のミタ」(40.0%、日本テレビ系)と2位のキムタクの「Beautiful Life~ふたりでいた日々~」(41.3%、TBS系)を抑え、意外にも「半沢直樹」(42.2%、TBS系)。

平成後期はネットの口コミで視聴率を伸ばす作品も

「インターネットや録画機器の発達で視聴率の上がりにくい時代になった」と言うテレビ解説者の木村隆志氏は、次のようにも話しています。

1995年にWindows95が登場し、一般家庭にインターネットが普及。それを機にテレビドラマの視聴率が低迷したが、ネットが追い風になったドラマもある。
「1位の“半沢”と3位の“ミタ”は理想的なパターンでした。ネットの口コミで評判を呼び、視聴率が徐々に上昇。満を持して最終回を迎え、高視聴率を叩き出す。ネットを味方につけたのです」

平成後期に必要とされたのは「強い主人公」

ドラマウオッチャーのペリー荻野氏は平成後期のドラマについて、ネットの普及などを背景に多くの人たちが社会に対して疑心暗鬼になり、「くたびれ始めたところで必要とされたのは、強い主人公でした」とし、『家政婦のミタ』の何事にも動じることのない家政婦(松嶋菜々子)、『半沢直樹』の理不尽な上司たちに“倍返し”をしてくれる銀行マン(堺雅人)などの例を挙げています。さらに…

「10年ほど前から、“仁王立ち”のイメージがある強い女優がドラマをけん引してきたのも特徴的です。代表格は米倉涼子、天海祐希、菜々緒。『義母と娘のブルース』(TBS系)の綾瀬はるかも、変な母親役ではあれど、ズバッと困難を解決するという意味では、強い女性でした」

コメディではフジテレビがランキングを席巻

マイナビニュースでは、本来ビデオリサーチがジャンル分けしている「一般劇」「スリラー・アクション」「コメディ」のそれぞれの部門で平成の高視聴率ランキングを作成。これを見ると、スリラー・アクションはジャニーズタレント主演作が目立ち、コメディではトップ3が『GTO』『やまとなでしこ』『教師びんびん物語2』、5位『ショムニ』、7位『愛しあってるかい!』、8位『ラストクリスマス』、9位『じゃじゃ馬ならし』など、フジテレビ系の作品がランキングを席巻しています。

木村拓哉主演作が、「スリラー・アクション」でも『眠れる森』『空から降る一億の星』『MR.BRAIN』と3作品がランクイン。
2位・5位の『金田一少年の事件簿』シリーズの主演は堂本剛、3位の『西遊記』は香取慎吾、7位の『砂の器』は中居正広と、木村主演作と合わせてジャニーズアイドルの活躍が目立つ。
「コメディ」は、上位14作品中10作品がフジテレビという圧倒的な強さ(『GTO』は関西テレビ制作)。
『教師びんびん物語』『ショムニ』『ナースのお仕事』と、人気シリーズになっている作品が多いのも特徴だ。

平成ドラマ名場面1位は…

平成ドラマ名場面ランキング(マイナビニュース)
1位 『101回目のプロポーズ』星野達郎(武田鉄矢)が「僕は死にましぇん!」
2位 『半沢直樹』大和田常務(香川照之)の土下座
3位 『家なき子』相沢すず(安達祐実)の「同情するなら金をくれ!」
4位 『東京ラブストーリー』赤名リカ(鈴木保奈美)の「セックスしよ」
5位 『高校教師』羽村隆夫(真田広之)と二宮繭(桜井幸子)の小指に赤い糸
6位 『相棒』退職する亀山薫(寺脇康文)が警視庁から去る
7位 『白い巨塔』財前五郎(唐沢寿明)の「ただ、無念だ」
8位 『逃げるは恥だが役に立つ』平匡(星野源)からみくり(新垣結衣)へ突然のキス
9位 『家政婦のミタ』最終話の三田灯(松嶋菜々子)の笑み
10位 『北の国から’92巣立ち』タマコの叔父(菅原文太)の「誠意って、何かね」

1位は「僕は死にましぇん!」

マイナビニュースが4800人に対象に「平成に放送されたテレビドラマの中で、最も“名場面”だと思うシーン」をアンケート調査。
1位は1991年放送『101回目のプロポーズ』第6話のラストシーン。婚約者が結婚式の当日に事故死したという過去を持ち、再び恋人を失うことを「怖いの!」と涙ながらに訴える矢吹薫(浅野温子)に対し、星野達郎(武田鉄矢)が突然トラックの前に飛び出し、トラックがギリギリのところで止まったあとに「僕は死にましぇん! あなたが好きだから!」と叫んだ場面でした。
下の回答理由にもあるように、現実的にはあり得ない、もはや「ギャグか」とも思えるシチュエーションだけに多くのパロディを生んだり、何度もリプレイされるなど、記憶に残る名シーンとなっています。また、同年の流行語大賞では武田のセリフが「僕は死にましぇ~ん」の表記で大衆部門・金賞を授賞しています。

・「このドラマは印象に残ります。武田鉄矢の名セリフは彼の姿と共に、とても記憶に残りました。とても懐かしいです」(65歳女性)
・「ドラマ至上に残る名シーンと思います。体を張って、自分の思いを伝えたのだから。なかなか出ない名シーンと思います」(50歳男性)
・「現実にあり得ない設定や場面なのにめちゃくちゃ面白かった月9の魅力だった、その代表みたいなシーンだからかな」(43歳男性)
・「月9で武田鉄矢と浅野温子という組合せが、当時でも奇を衒っている。ウッチャンナンチャンやらいろいろなバラエティーでパロディされ、それが元で原作にまたフォーカスが行く、という好循環が生まれていた」(42歳男性)
・「何度も、色々な番組でリプレイされるから、リアルタイムで観たことないけど、印象に残るシーンだから。チャゲアスのBGMも印象的」(32歳女性)

平成のNHK朝ドラ視聴率1位は…

NHK連続テレビ小説 期間平均視聴率(ビデオリサーチ)
番組名(放送年度) 視聴率
1位 おんなは度胸(1992年) 38.5%
2位 青春家族(1989年) 37.8%
3位 ひらり(1992年) 36.9%
4位 京、ふたり(1990年) 35.6%
5位 ええにょぼ(1993年) 35.2%
6位 凛凛と(1990年) 33.9%
7位 和っこの金メダル(1989年) 33.8%
8位 かりん(1993年) 31.4%
9位 君の名は(1991年) 29.1%
10位 ふたりっ子(1996年) 29.0%

録画視聴の影響か 平成前期の作品ばかりに

泉ピン子と桜井幸子のダブル主演で1992年に放送された『おんなは度胸』が1位。ランキングを見渡すと平成前期の作品が独占し、しかも視聴率30%台が“通常運転”だったことがうかがえます。このランキングについて、前出の木村隆志氏は次のように話しています。

「録画して朝ドラを見る人が増えたのが平成。20位の『あさが来た』は2015年の作品なので、録画視聴率を含めたら、実質30%を超えるのではないでしょうか。1位の『おんなは度胸』など前期の視聴者は、中高年の主婦が中心でしたが、今は若者も見ている。また従来の録画をはじめ、1週間分をまとめた放送やBSの先行放送など、視聴方法も多様化しており、昔に比べ、視聴率が分散しているのが現状です」

平成の大河ドラマ視聴率1位は…

NHK大河ドラマ期間平均視聴率(ビデオリサーチ)
番組名(放送年度) 視聴率
1位 春日局(1989年) 32.4%
2位 秀吉(1996年) 30.5%
3位 八代将軍吉宗(1995年) 26.4%
4位 太平記(1991年) 26.0%
5位 信長 KING OF ZIPANG(1992年) 24.6%
6位 篤姫(2008年) 24.5%
7位 毛利元就(1997年) 23.4%
8位 翔ぶが如く(1990年) 23.2%
9位 利家とまつ~加賀百万石物語~(2002年) 22.1%
10位 天地人(2009年) 21.2%

1位は『春日局』 6位の『篤姫』は大健闘?

このランキングについて、テレビ解説者でコラムニストの木村隆志さんはこう解説する。
「1980~1990年代の作品が多い中、6位に2008年の『篤姫』が入ったのは異例。大河は男のドラマというイメージが強い中、この作品は、主演・宮崎あおい、原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子と、女性たちが主導権を握った、平成の象徴のような作品です。1位の『春日局』(原作と脚本・橋田壽賀子、主役・大原麗子)も、平成最後の『西郷どん』(原作・林真理子、脚本・中園ミホ)も同様。平成の大河は女性が主役ですね」

平成の高視聴率バラエティ番組1位は…

「芸能・バラエティ」の1位は“欽ちゃんゴール”の『行列のできる法律相談所』

芸能・バラエティ高世帯視聴率番組(ビデオリサーチ)
番組名 放送日 視聴率
1位 行列のできる法律相談所(日本テレビ) 2007年8月19日 35.3%
2位 SMAP×SMAP(フジテレビ) 2002年1月14日 34.2%
3位 めちゃ×2イケてるッ!(フジテレビ) 2004年10月9日 33.2%
4位 電波少年(日本テレビ) 1998年8月16日
1998年9月13日
30.4%
5位 とんねるずのみなさんのおかげです(フジテレビ) 1989年3月30日 29.5%
ビデオリサーチ社ホームページより、歴代世帯視聴率ランキングから平成に放送された番組を抜粋して作成。タイトルが同じものは同一番組とし、最高の1放送回を抽出している。
「芸能・バラエティ』の1位は『行列のできる法律相談所』(07年8月19日放送)。この日は、直前の『24時間テレビ』放送時間内にチャリティーマラソンランナーの萩本欽一がゴールできず、『行列』内でゴール場面を生放送した。
2位『SMAP×SMAP』(02年1月14日)は、稲垣吾郎が不祥事から復帰した生放送の回。

「クイズ・ゲーム」の1位は『平成教育委員会』たけし復帰回

クイズ・ゲーム高世帯視聴率番組(ビデオリサーチ)
番組名 放送日 視聴率
1位 平成教育委員会(フジテレビ) 1995年3月4日 35.6%
2位 マジカル頭脳パワー!!(日本テレビ) 1996年5月2日 31.6%
3位 投稿!特ホウ王国(日本テレビ) 1995年3月19日 30.0%
4位 クイズ!年の差なんて(フジテレビ) 1993年1月7日 30.4%
5位 さんまのスーパーからくりTV(TBS) 1998年2月1日 27.0%
「クイズ・ゲーム」の1位は『平成教育委員会』(95年3月4日放送)。この日は、MCの北野武(ビートたけし)が前年8月のバイク事故から復帰した回だった。
2位『マジカル頭脳パワー!!』、3位『投稿!特ホウ王国』、6位『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』は、いずれも日本テレビの五味一男氏が手がけた番組で、94年に日テレがフジテレビを抜いて視聴率トップに立った際の大きな原動力となった。

「音楽番組」はトップ5のうち3つが宇多田ヒカル絡み

音楽番組 高世帯視聴率(ビデオリサーチ)
番組名 放送日 視聴率
1位 HEY!HEY!HEY!(フジテレビ) 1999年6月21日 28.5%
2位 速報!歌の大辞テン!(日本テレビ) 2000年2月9日 26.8%
3位 ミュージックステーション(テレビ朝日) 1999年6月18日 26.5%
4位 THE夜もヒッパレ(日本テレビ) 1996年1月20日 25.4%
5位 うたばん(TBS) 2001年3月1日 25.0%
トップ5のうち、3つが宇多田ヒカル絡み! まず1位は'99年(平成11年)6月21日放送の『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』。デビュー2年目にして大ブレイク中の宇多田が初登場し28・5%を記録。
2位は『速報!歌の大辞テン』で'00年(同12年)2月9日に26・8%。過去の同時期と今週のランキングを交互に発表するという新タイプの番組だった。3位は'99年(同11年)6月18日放送の『ミュージックステーション』。宇多田が初登場し26・5%。
4位に『THE夜もヒッパレ』が'96年(同8年)1月20日放送で25・4%。5位はまたも宇多田が出演した'01年(同13年)3月1日放送の『うたばん』。25%を記録した。

平成バラエティ名場面1位は…

平成バラエティ名場面ランキング(マイナビニュース)
1位 『笑っていいとも! グランドフィナーレ』夢の共演
2位 『第69回NHK紅白歌合戦』桑田佳祐、松任谷由実ら大団円
3位 『世界の果てまでイッテQ!』イモト、安室奈美恵にドッキリ対面
4位 『SMAP×SMAP』最終回ラストのSMAP「世界に一つだけの花」
5位 『進め!電波少年』猿岩石「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」ゴール
6位 『アメトーーク!』「運動神経悪い芸人」“ヒザ神”誕生
7位 『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』蝶野正洋の月亭方正(山崎邦正)ビンタ
8位 『新春かくし芸大会』堺正章のテーブルクロス引き
9位 『進め!電波少年』松本明子、アラファト議長にアポなし突撃成功
10位 『FNSの日テレビ夢列島』「BIG3」ビートたけし、明石家さんまの愛車破壊

とんねるず、ダウンタウンらの夢の共演が1位

ドラマ名場面と同様、マイナビニュースが4748人に対象に「平成に放送されたテレビバラエティ番組の中で、最も“名場面”だと思うシーン」をアンケート調査。
1位は、司会のタモリをはじめ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナインといったお笑い界のビッグネームが集結した『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(2014年3月31日放送)の“夢の共演シーン”が選ばれました。特に、とんねるずとダウンタウン、ダウンタウンと爆笑問題の間には不仲説や共演NG説が長くささやかれていたため、SNSやネットメディアは騒然となりました。

・「好きな番組の最終回なので印象に残りました。お笑い界のビッグネームが一つの番組に勢揃いすることは、おそらくもう無いだろうと思います。リアルタイムで観られたのが幸せに感じるほどの名場面でした」(46歳男性)
・「最後に豪華メンバーが揃った。仲の悪いと噂がある芸人さんも集まってちょっとハラハラしながら見た」(41歳女性)
・「そうそうたるメンバー出演でかなり見ごたえがあった。豪華すぎて見ていて楽しかったけど、番組が終わる悲しさがすごくあった」(41歳女性)
・「ひとつの時代が終わったと感じたから。もうこの豪華なメンバーが揃ってテレビで見れるのはなさそうだから」(33歳男性)
・「勝手にダウンタウンととんねるずは共演NGだと思っていたので、びっくり&週刊誌を信用するのはやめようと思った瞬間でした」(40歳女性)

平成で最もCMに出演したタレントは…

平成30年間のテレビCM出演タレントランキング(ビデオリサーチ)
タレント名 累積秒数 累積本数
1位 上戸彩 321万4220秒 19万8002本
2位 木村拓哉 222万3185秒 12万5133本
3位 所ジョージ 203万8575秒 12万9165本
4位 阿部寛 202万7205秒 11万6726本
5位 綾瀬はるか 189万2030秒 10万5839本
6位 樋口可南子 178万8995秒 10万1880本
7位 玉木宏 177万9310秒 9万6139本
8位 仲間由紀恵 172万4905秒 10万3772本
9位 唐沢寿明 170万8795秒 10万6716本
10位 香取慎吾 166万8755秒 10万858本

“平成のテレビCM女王”はダントツで上戸彩

このランキングはビデオリサーチが今月4日に発表。

ビデオリサーチによると、平成30年間(1989年1月1日~2018年12月31日)に関東地区のテレビでオンエアされたCM出演累計秒数をもとにランキングしたという。
もっともCM出演した上戸は、累計321万4,220秒。2001年に「日清 カップヌ-ドル」で初めてCMに出演して以来、「ソフトバンク」「AOKI」などを中心に同一企業で長く出演。2007年から出演の「ソフトバンク」は総出演量の40%以上を占め、トップになる大きな要因となったという。

意外? 「3位 所ジョージ」も注目される

1位の上戸彩(33)、2位の木村拓哉(46)に続き、3位に入った所ジョージ(64)の意外性に視線が注がれた。
CMだけではない。現在、NHKと民放全局に、冠番組を含め9本のレギュラーを持つ超売れっ子。なぜそんなに所がモテるのか?
「飛び抜けた高視聴率を取るわけではないが、必ず及第点を出す。『笑ってコラえて!』(日テレ系)や『ポツンと一軒家』(テレ朝系)のように、スタジオのトークよりロケVTRの面白さがウケている番組が主体ですが、遊び心の多い内容が所のキャラクターにマッチしている。『視聴者と一緒にVTRを面白がって茶々を入れる』、そんな雰囲気を出せるタレントは、実は数少ない」(民放関係者)

音楽・歌手に関する平成のランキング

平成No.1のヒット曲は…

平成シングル売上ランキング(オリコン)
作品名(アーティスト名) 売上数
1位 世界に一つだけの花(SMAP) 312.8万枚
2位 TSUNAMI(サザンオールスターズ) 293.6万枚
3位 だんご3兄弟(速水けんたろう,茂森あゆみ,ひまわりキッズ,だんご合唱団) 291.8万枚
4位 君がいるだけで/愛してる(米米CLUB) 289.5万枚
5位 SAY YES(CHAGE&ASKA) 282.2万枚
6位 Tomorrow never knows(Mr.Children) 276.6万枚
7位 Oh!Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に(小田和正) 258.8万枚
8位 LOVE LOVE LOVE/嵐が来る(DREAMS COME TRUE) 248.9万枚
9位 YAH YAH YAH/夢の番人(CHAGE&ASKA) 241.9万枚
10位 名もなき詩(Mr.Children) 230.9万枚

『世界に一つだけの花』平成で唯一300万枚突破

SMAPのシングル「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が、オリコンが発表した「平成30年シングルランキング」で1位を獲得した。累積売上は312.8万枚を記録した。本作は2016年1月にSMAPの解散報道が伝えられて以降、再びセールスを伸ばし、2016年2/1付では12年ぶりの週間TOP10入り。さらに同年12月31日の解散が伝えられた8月以降は、歴代シングルセールス記録を毎週のように更新し、2016年11/7付で歴代5位、2016年11/28付で歴代3位となり、2016年12/19付では歴代3作目、平成発売作品初となるトリプルミリオンを達成した。

「NO.1よりオンリーワン」に多くの人が共感

「世界に一つだけの花」は、草なぎ剛主演ドラマ『僕の生きる道』(関西テレビ・フジテレビ系)の主題歌として2003年3月5日に発売。シンガー・ソングライターの槇原敬之が作詞作曲を手がけ、1人ひとりの個性を花に見立てた「NO.1よりオンリーワン」という歌詞に多くの人が共感。世代を超えた大きなヒットとなった。

もう生で聴けない曲ばかり?

このランキングについて伝える夕刊フジの記事では「上位陣はもう生で聴くことができない可能性の高い曲ばかり」と言及しています。

1位は、SMAPが解散したことで、生で歌われることはほぼなくなりました。
「TSUNAMI」についても「サザン最大のヒット曲ではありますが、2011年の東日本大震災以降、ライブで歌われることはなくなりました」と指摘する。「さらに、ベスト10にはCHAGE&ASKAが『SAY YES』と『YAH YAH YAH』の2曲で入っていますが、当分チャゲアスの2人で歌われることはないでしょう」とも。

「平成No.1」を伝えるニュースでもSMAPメンバーの映像流れず

各局の夕方ニュースは2019年4月11日、オリコン発表の「平成30年シングルランキング」(平成年間の累計売上枚数)で、「世界に~」が1位になったことを報じた。シングル部門以外でトップになった歌手、グループは歌っている映像が紹介される中、SMAPメンバーたちについては静止画すら登場せず、花のアップ映像などが使われていた。

平成No.1のヒットアルバムは…

平成アルバム売上ランキング(オリコン)
作品名(アーティスト名) 売上数
1位 First Love(宇多田ヒカル) 767.2万枚
2位 B’z The Best“Pleasure”(B’z) 513.6万枚
3位 REVIEW-BEST OF GLAY(GLAY) 487.6万枚
4位 Distance(宇多田ヒカル) 447.2万枚
5位 B’z The Best "Treasure"(B’z) 443.9万枚
6位 A BEST(浜崎あゆみ) 431.2万枚
7位 globe(globe) 413.6万枚
8位 DEEP RIVER(宇多田ヒカル) 360.5万枚
9位 海のYeah!!(サザンオールスターズ) 359.2万枚
10位 delicious way(倉木麻衣) 353.0万枚

『First Love』歴代最高の767万枚を記録

宇多田ヒカルのアルバム『First Love』が、オリコン発表の「平成30年アルバムランキング」で1位を獲得した。同アルバムの累積売上767.2万枚を記録し、オリコンランキングが始まって以来、1作単位の売上枚数としてはシングル、アルバムを通じ歴代最高記録となった。

デビュー時、圧倒的な歌唱力と存在感で社会現象に

『First Love』は、宇多田ヒカルの1stアルバムとして1999年3月10日に発売。前年12月に『Automatic/time will tell』でデビューし、R&Bをベースにした斬新なサウンドやミュージックビデオ、15歳(アルバム『First Love』発売時は16歳)とは思えない圧倒的な歌唱力と存在感で、社会現象となった。本作には「Automatic/time will tell」のほか、シングルランキングで初の1位を獲得した2ndシングル「Movin‘on without you」や松嶋菜々子と滝沢秀明出演ドラマ『魔女の条件』(TBS系)の主題歌でシングルカットもされたタイトルチューンを含む全12曲を収録している。

平成No.1売上アーティストは…

平成アーティスト別トータルセールスランキング(オリコン)
アーティスト名 売上数
1位 B’z 8262.4万枚
2位 AKB48 6005.3万枚
3位 Mr.Children 6001.0万枚
4位 浜崎あゆみ 5070.8万枚
5位 DREAMS COME TRUE 4494.2万枚
6位 GLAY 3880.8万枚
7位 3844.0万枚
8位 ZARD 3763.3万枚
9位 サザンオールスターズ 3761.9万枚
10位 宇多田ヒカル 3734.0万枚

B’zがダントツの8000万枚超え

オリコンが発表したシングルとアルバムの売上枚数をまとめた「平成30年ランキング アーティスト別セールス」では、累積売上8262.4万枚(シングル3596.9万枚/アルバム4665.5万枚)を記録したB'zが、総合1位に輝いた。

平成の始まりとともにブレイクしたB’z

現在も第一線で活躍するB’zは「平成」が始まる前年の1988年にデビューし、翌年の平成元年にブレイクしました。

B’zはボーカル・稲葉浩志(1964年生まれ)とギターの松本孝弘(1961年生まれ)によるユニットで、1988年にシングル「だからその手を離して」とアルバム『B’z』で同時デビュー。
89年に発売したミニアルバム『BAD COMMUNICATION』がロングヒットし、翌年の3rdアルバム『BREAK THROUGH』が初のオリコンTOP10入りを果たし、その勢いに乗ってカメリアダイヤモンドCMソングとなった同年のシングル5作目「太陽のKomachi Angel」が初のオリコン1位を獲得。以降は、シングルが49作連続1位、うち15作がミリオンセラー、アルバムも2017年のオリジナル『DINOSAUR』まで28作で1位、19作がミリオンセラーとなっている。

ちなみに、5位にランクインしたDREAMS COME TRUEは平成元年にデビューし、翌年に5thシングル『笑顔の行方』でブレイクを果たしています。
さらに余談ですが、3位のMr.Childrenが誕生したのは同じ1989年ながら「平成元年」ではなく、7日間だけあった昭和64年。年が明けた1月1日に改名して「Mr.Children」がスタートしているとか。

テレビにあまり露出しないアーティストが多くランクイン

トップ10を見ると、アイドルグループはAKB48と7位嵐のみ、演歌はなし、ほかはすべてバンドなどアーティスト系。テレビにあまり露出しないのが共通点だ。
10位宇多田ヒカルは最初からほぼテレビに出ないし、9位サザンオールスターズのように年に1回くらい出る時は特集番組など“スペシャル感”を持って登場する。ミスチル(3位)やドリカム(5位)やGLAY(6位)もその傾向だ。
8位のZARDにいたっては存在そのものがシークレットな印象だったから、「本当に3763万枚も売れたのか」と思ってしまう。トップ10に入らなかったがアルバムで10位の倉木麻衣もデビュー当時は露出しない戦略だった。

心に残る平成の音楽アーティストは…

「心に残る平成の音楽アーティスト」ランキング(Gzブレイン)
1位 安室奈美恵
2位 宇多田ヒカル
3位
4位 サザンオールスターズ
5位 SMAP
6位 中島みゆき
7位 Mr.Children
8位 松任谷由実
9位 B’z
10位 小田和正

世代・性別を問わず圧倒的な支持を集めた安室奈美恵が1位

KADOKAWAのグループ会社のひとつで出版などを手掛けるGzブレインが、20~60代の男女1万3802人を対象に「心に残る平成の音楽アーティスト」を聞いた調査。

総合ランキング首位は、世代別・性別のランキングすべてにおいて第1位を獲得!圧倒的な人気を集めた平成を代表する音楽アーティスト、安室奈美恵です。
コメントには、“デビューから引退までトップであり続けた”(53歳・女性)、“平成が終わる前に引退したから”(28歳・男性)といった、2018年9月の引退が印象的だとする声が多く寄せられました。そのほか、“ファッションでも社会現象を起こした(47歳・女性)”、“自身もアムラーだった”(40歳・女性)といった、歌手としてだけではなくファッション・スタイルへの共感や、“リオデジャネイロオリンピックの時に流れていたテーマ曲が印象深い”(45歳・男性)、“結婚式で使用した”(31歳・女性)など、楽曲が与える影響の大きさが伺えます。

平成で一番“使われた”曲は…

平成期の国内作品分配額(JASRAC調べ)
作品名(アーティスト名)
1位 世界に一つだけの花(SMAP)
2位 居酒屋(五木ひろし・木の実ナナ)
3位 エヴァンゲリオンBGM(-)
4位 川の流れのように(美空ひばり)
5位 残酷な天使のテーゼ(高橋洋子)
6位 ふたりの大阪(都はるみ・宮崎雅)
7位 I LOVE YOU(尾崎豊)
8位 酒よ(吉幾三)
9位 乾杯(長渕剛)
10位 涙そうそう(森山良子/BIGIN/夏川りみ)

1位は再び『世界に一つだけの花』 2位は『居酒屋』

2016年に解散した国民的アイドルグループ・SMAPの「世界に一つだけの花」が、平成における著作物使用料分配額ランキングで1位になったことが、日本音楽著作権協会(JASRAC)の発表により明らかになった。
同ランキングは、「平成」期にJASRACが作詞家、作曲家、音楽出版社などの権利者へ分配した著作物使用料の合計額上位100曲をまとめたもの。CDや配信による売り上げだけでなく、コンサート、カラオケ、放送などあらゆる利用が反映されている。
2位に入った五木ひろし&木の実ナナの「居酒屋」は、CD売上やレンタルなどの比率はそれほど高くない一方で、デュエットソングだけに、カラオケ、社交場で数字を大きく伸ばした。1991年にリリースされたこの曲が、バブル後期から崩壊後の日本を支えた中高年をねぎらい、明日への活力を与えたことは想像に難くない。

平成に最もカラオケで歌われた曲は…

平成期のカラオケランキングは、業界大手のDAM(第一興商)とJOYSOUND(エクシング)が発表しています。まずは、“カラオケ市場シェアNo.1”のDAMが1994年(平成6年)4月~2018年(平成30年)10月のデータを集計した「DAM平成カラオケランキング」から見てみましょう。

DAM平成カラオケランキング 楽曲別
曲名(歌手名)
1位 ハナミズキ(一青窈)
2位 小さな恋のうた(MONGOL800)
3位 残酷な天使のテーゼ(高橋洋子)
4位 天城越え(石川さゆり)
5位 チェリー(スピッツ)
6位 世界に一つだけの花(SMAP)
7位 Story(AI)
8位 キセキ(GReeeeN)
9位 I LOVE YOU(尾崎豊)
10位 涙そうそう(夏川りみ)

世代や性別を問わず親しまれている『ハナミズキ』

DAMで平成に最も歌われた楽曲は2004年にリリースされた一青窈の『ハナミズキ』。2位はMONGOL800の『小さな恋のうた』、3位は高橋洋子の『残酷な天使のテーゼ』という結果になりました。
1位の『ハナミズキ』について、第一興商の寸評では「徳永英明やMay J.など数多くのアーティストにカバーされており、世代や性別を問わず親しまれている」とされています。

続いてはJOYSOUNDが発表したランキング。こちらの集計期間は1993年(平成5年)1月1日~2018年(平成30年)12月31日となっています。

JOYSOUND平成カラオケランキング 総合
曲名(歌手名)
1位 残酷な天使のテーゼ(高橋洋子)
2位 ハナミズキ(一青窈)
3位 小さな恋のうた(MONGOL800)
4位 チェリー(スピッツ)
5位 キセキ(GReeeeN)
6位 未来予想図II(DREAMS COME TRUE)
7位 サウダージ(ポルノグラフィティ)
8位 天体観測(BUMP OF CHICKEN)
9位 アゲハ蝶(ポルノグラフィティ)
10位 I LOVE YOU(尾崎豊)

JOYSOUNDでは『残酷な天使のテーゼ』が1位

平成カラオケランキングの頂点を掴んだのは、今やアニメソングの枠を飛び越え国民的大ヒットソングとなった高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」。2位はカラオケ定番曲として男女、年齢問わず幅広い層から支持される一青窈「ハナミズキ」。3位はインディーズシーンの立役者となったMONGOL800「小さな恋のうた」がランクイン!

ということで、順位は少し違うものの、DAMもJOYSOUNDもベスト3の顔ぶれは同じとなりました。

平成に最もカラオケで歌われた歌手は…

こちらもまずはDAMのランキングから。

DAM平成カラオケランキング 歌手別
1位 浜崎あゆみ
2位 EXILE
3位 Mr.Children
4位 GLAY
5位 サザンオールスターズ
6位 倖田來未
7位 北島三郎
8位 美空ひばり
9位 B’z
10位 五木ひろし

“平成の歌姫”浜崎あゆみが1位 「やっぱりスゴい」と納得の声

歌手別ランキングでは1位が浜崎あゆみ、2位がEXILE、3位がMr.Children。「平成の歌姫」の名に恥じない、圧倒的な人気をみせつけた。
浜崎が堂々の1位だったことを受けて『Yahoo!ニュース』や『ガールズちゃんねる』では「やっぱりスゴい」「実績はあるからね」と納得の声があがる。
「全盛期のあゆはそりゃすごかったよ」
「浜崎あゆみは平成の歌姫の名に相応しい結果だと思う。平成も終わるし、良い歳の取り方をしてくれれば伝説になれるんだろうけどね」
「90年代後半から00年中期までに学生だった人達ならわかると思う。カラオケ履歴にあゆ見ない時なかったくらいみんなあゆ歌ってた」

続いてJOYSOUNDのランキング。

JOYSOUND平成カラオケランキング アーティスト
1位 Mr.Children
2位 浜崎あゆみ
3位 GLAY
4位 L'Arc~en~Ciel
5位 B'z
6位 EXILE
7位 DREAMS COME TRUE
8位 サザンオールスターズ
9位 安室奈美恵
10位 SMAP

JOYSOUNDではミスチルが1位

通信カラオケJOYSOUNDが誕生した平成4年(1992年)にメジャーデビューし、数々のヒットソングを世に送り出しているMr.Childrenが堂々の1位を獲得!2位の浜崎あゆみはTOP5中唯一の女性ソロシンガーとしてランクイン。3位は20万人ライブなど伝説を数多く打ち立て今なお第一線で活躍するGLAY。

楽曲ランキングとは違って、歌手ランキングはDAMとJOYSOUNDでずいぶんと顔ぶれが異なる結果となっています。横で比較しないとわかりづらいと思いましたので、並べた表を作ってみました。

DAM JOYSOUND
1位 浜崎あゆみ Mr.Children
2位 EXILE 浜崎あゆみ
3位 Mr.Children GLAY
4位 GLAY L'Arc~en~Ciel
5位 サザンオールスターズ B’z
6位 倖田來未 EXILE
7位 北島三郎 DREAMS COME TRUE
8位 美空ひばり サザンオールスターズ
9位 B’z 安室奈美恵
10位 五木ひろし SMAP

こうして見ると、集計時のジャンル分けの違いなのか、年齢層や客層が違うのか、DAMで顔を見せている演歌・歌謡曲勢がJOYSOUNDに見当たらない点や、EXILEの順位が大きく異なる点あたりが気になりますね。
ちなみにDAMは10位まで、JOYSOUNDは50位までの発表なので、DAMでランクインしている歌手のJOYSOUNDでの順位を調べてみたところ、6位の倖田來未は16位、8位の美空ひばりは50位となっています(北島三郎と五木ひろしは圏外)。

同一歌手の曲しか歌わないパターンも増加

余談が長くなりましたが、上位陣の順位が押し上げられた背景には、カラオケ配信されている曲数の多さもあるようです。

曲数の多い浜崎あゆみ、ミスチル、サザンオールスターズなどの曲がよく歌われた。カラオケ配信される曲が増えたため、“○○しばり“など、同一歌手の曲しか歌わないパターンも増えた。

「平成の歌姫」といえば…

音楽・歌手パートの最後に、「日刊SPA!」が行ったアンケート調査の結果が興味深かったため、サラッと紹介しておきます。

これは、30~40代男性100人を対象に「平成に活躍した歌姫の中で、一番だと思う歌手」を1人だけ選んでもらったという調査。2月に宇多田ヒカルが「歌姫ってなんなん」とツイートして話題になっていましたが、「平成の歌姫」のイメージがある歌手とは?

「平成の歌姫といえば誰?」ランキング(日刊SPA!)
1 安室奈美恵
2 宇多田ヒカル
3 吉田美和(DREAMS COME TRUE)
4 ZARD(坂井泉水)
5 中島みゆき

引退してもファンの記憶に残り続ける安室奈美恵が1位

2018年に引退を発表し、多くのファンを落胆させた安室奈美恵が、「平成の歌姫ランキング」で1位に選ばれた。41歳とは思えない美貌とカリスマ性、世代問わず心に残る名曲を生み出し、引退の際はメディアが連日のように報道していたのは記憶に新しい。
「引退した事でテレビで見る機会が増え、存在感がある人だと感じた」31歳
「やはり伝説を作ったという意味では安室さんです」42歳
「生き方が印象に残る」38歳

その他の芸能・エンタメ業界に関する平成のランキング

平成で最もヒットした映画は…

平成の国内映画興行収入ランキング
作品名(公開年) 興行収入
1位 千と千尋の神隠し(2001年) 308億円
2位 タイタニック(1997年) 262億円
3位 アナと雪の女王(2014年) 255億円
4位 君の名は。(2016年) 250.3億円
5位 ハリー・ポッターと賢者の石(2001年) 203億円
6位 ハウルの動く城(2004年) 196億円
7位 もののけ姫(1997年) 193億円
8位 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年) 173.5億円
9位 ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年) 173億円
10位 アバター(2009年) 156億円

『千と千尋の神隠し』は平成のみならず歴代1位

『千と千尋の神隠し』は制作・スタジオジブリ、監督・宮崎駿の長編アニメ。平成のみならず、日本歴代興行収入第1位。10才の千尋が神々の世界へ迷い込む物語。夏木マリ、菅原文太、神木隆之介などが声優を務めた。
『タイタニック』は1912年に起きた豪華客船タイタニック号沈没事故が題材。主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。船の先端での2人のシーンをマネする人が続出。主題歌はセリーヌ・ディオンが歌い大ヒット。

平成の間に洋画から邦画へ人気が変化

1997年の『タイタニック』までは洋画人気が根強かったが、以降は邦画が逆転した。テレビ解説者でコラムニストの木村隆志さんが説明する。
「それまでつまらないといわれてきた日本映画に、制作力・資金力・PR力のあるテレビ局が本格参入。ドラマ作品をスケールアップした形で映画化した。さらに企業などを多角的に巻き込んだ“製作委員会”も一般化。リスクの分散に成功したことで、『踊る大捜査線』以降は邦画が勝ち組となった」

平成の人気女子アナ1位は…

「平成最強女子アナ」ランキング(週刊ポスト)
1位 小宮悦子(元テレビ朝日)
2位 高島彩(元フジテレビ)
3位 田丸美寿々(元フジテレビ)
4位 八木亜希子(元フジテレビ)
5位 吉川美代子(元TBS)
6位 水卜麻美(日本テレビ)
7位 夏目三久(元日本テレビ)
8位 有働由美子(元NHK)
9位 河野景子(元フジテレビ)
10位 中井美穂(元フジテレビ)

『週刊ポスト』版の1位は小宮悦子

TVウォッチャー32人と本誌・週刊ポスト読者が、“平成最強女子アナ”を選出。
1位・小宮悦子(60)、元テレビ朝日/1981年入社/代表的番組『ニュースステーション』
「ルックス、声質、読む技術、仕切り、切り返しなどのトーク技術、そして実績と、女子アナを評価する基準すべてを兼ね備えているのが小宮さんです」(フリーアナウンサーの長谷川豊氏)
「『Nステ』に出る彼女を見るため、飲み会を断わっていた」(62・自営業)

「平成最強の女子アナ」を聞いたアンケートは日刊SPA!も実施しています。

「平成最強女子アナ」ランキング(日刊SPA!)
1位 有働由美子(元NHK)
2位 水卜麻美(日本テレビ)
3位 加藤綾子(元フジテレビ)
4位 滝川クリステル
5位 高島彩(元フジテレビ)
6位 夏目三久(元日本テレビ)
宇垣美里(TBS)
雨宮塔子(元TBS)
9位 久保純子(元NHK)
下平さやか(テレビ朝日)
膳場貴子(元NHK)

「日刊SPA!」版の1位は有働由美子

日刊SPA!が行ったアンケートは、全国100名の男女に「平成最強だと思う女子アナは誰ですか?」を聞いたもの。

栄えある1位に輝いたのは、昨年NHKを退社し、「NEWS ZERO」(日本テレビ系)のキャスターに就任したことで注目度がさらにうなぎ上りとなった有働由美子アナ!
昨年、脚光を浴びた有働だが、それだけで1位になったわけではない。アンケートには、このような意見が集まった。
「なんだかんだでいろいろ出来るという印象」(埼玉県・46歳女性)
「カリスマ性があり、不動の立場を保っているから」(千葉県・43歳女性)

1番カッコイイ平成仮面ライダー俳優は…

カッコイイと思う平成仮面ライダー俳優ランキング(ランキングー!)
1位 佐藤健(仮面ライダー電王)
2位 オダギリジョー(仮面ライダークウガ)
3位 竹内涼真(仮面ライダードライブ)
4位 福士蒼汰(仮面ライダーフォーゼ)
5位 水嶋ヒロ(仮面ライダーカブト)
6位 吉沢亮(仮面ライダーフォーゼ)
7位 菅田将暉(仮面ライダーW)
8位 瀬戸康史(仮面ライダーキバ)
9位 高杉真宙 (仮面ライダー鎧武)
10位 犬飼貴丈(仮面ライダービルド)

イケメン揃いの中「1番カッコイイ」のは佐藤健

今回の結果は、ランキングサイト「ランキングー」が、「1番カッコイイ平成仮面ライダー俳優は誰か?」というテーマのもと、10代~30代の男女3523人に大して実施した調査に基づくものだ。
イケメン俳優の登竜門に位置付けられる『仮面ライダー』シリーズ。平成に放送されたシリーズにおいて「1番カッコイイ」の称号を手に入れたのは、『仮面ライダー電王』で野上良太郎/仮面ライダー電王を演じた佐藤健となった。佐藤は2018年もNHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)、映画『いぬやしき』などに出演し、大活躍だった。

「あなたが好きな平成仮面ライダー」も発表

上のは1月に発表されたランキングで、平成仮面ライダーを演じた俳優に着目したもの。一方、今月には平成仮面ライダーそのものを取り上げたランキングも発表されています。

あなたが好きな平成仮面ライダーランキング(ランキングー!)
1位 仮面ライダー電王
2位 仮面ライダークウガ
3位 仮面ライダーアギト
4位 仮面ライダー龍騎
5位 仮面ライダーカブト
6位 仮面ライダー555
7位 仮面ライダーフォーゼ
8位 仮面ライダーW
9位 仮面ライダードライブ
10位 仮面ライダーエグゼイド

1位は「1番カッコイイ」佐藤健主演の「仮面ライダー電王」

今回のランキングは、平成仮面ライダー全20作品のうちで好きな「平成仮面ライダー」について、10~60代の男女8,048名に調査したもの。調査は2月9日に行われた。
1位に輝いた「電王」は、平成仮面ライダーシリーズ第8作目にあたる。主演の佐藤が野上良太郎を演じ、白鳥百合子、秋山莉奈、石丸謙二郎、中村優一、石黒英雄らが共演。多くの番外編を生み出すほどの大ヒット作となった。アンケートでは女性からの高い支持を受けてトップに。

ということで、平成仮面ライダーにちなんだランキングは、仮面ライダー電王の“2冠”という形になりました。一方で、カッコイイランキングと好きなライダーランキングの順位がけっこう異なる点も興味深いところですね。

平成のベストカップルは…

「平成のベストカップル」ランキング(ウエディングパーク)
1位 DAIGO&北川景子
2位 ヒロミ&松本伊代
3位 佐々木健介&北斗晶
田中将大&里田まい
5位 反町隆史&松嶋菜々子
6位 藤井隆&乙葉
7位 江口洋介&森高千里
8位 唐沢寿明&山口智子
9位 藤本敏史(FUJIWARA)&木下優樹菜
10位 杉浦太陽&辻希美

1位は「美男美女で仲睦まじい」DAIGO&北川景子

こちらは、結婚式場口コミ情報サイト「ウエディングパーク」が、平成の間に結婚式を挙げた男女416人を対象に実施した調査。1位となったDAIGO&北川景子夫婦の選定理由については…

・美男美女で仲睦まじくて憧れる(20代男性)
・お互いが支えあっている感じが伝わってくるから(30代女性)
・旦那さんが、奥さんのことを大事にしているのがよく伝わる。また、奥さんも出過ぎず、旦那さんを支えようとしているのが、感じられる為(40代男性)
・結婚してさらに北川さんが綺麗になったから(50代女性)