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初防衛を狙うユーリ阿久井「立場も実力差も何も変わってない」

スポニチアネックス / 2024年5月5日 14時50分

計量をパスしたユーリ阿久井(左)と桑原(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ ユーリ阿久井政悟<12回戦>桑原拓(2024年5月6日 東京D)

 東京ドームで開催されるプロボクシング4大世界戦の前日計量が5日、都内のホテルで行われ、WBA世界フライ級タイトルマッチは王者・ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)、挑戦者の同級3位・桑原拓(29=大橋)ともにリミットより100グラム軽い50・7キロで両者一発パスした。

 無事に計量を終えた阿久井は淡々とした口調で「何の問題もないです」と調整が万全であることを述べた。2人は阿久井が日本王者時代の2021年7月にタイトルマッチで対戦し、初回からダウンを奪った阿久井が10回TKOで2度目の防衛に成功している。

 リベンジを期す桑原は約14秒のフェースオフで視線をかわした阿久井について「自信に満ちあふれた表情だった」と印象を語った。その上で「どちらが成長したか分かる試合になる」と意気込みを示した。これを伝え聞いた阿久井は「立場も実力差も何も変わっていないことを見せたい」と返り討ちにすることを予告した。

 前回対戦で距離感をある程度つかんでいるはずだが、この点に関して阿久井は「距離感は(リングで)向き合ってみないと、わからない。そこは慎重にいきたい」と着実に手順を踏んで初防衛を果たすつもりだ。

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