オックスフォード大、ワクチン投与量ミスを治験参加者に知らせず
ロイター / 2021年2月2日 10時44分
英オックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの後期臨床試験に参加した被験者約1500人が、誤った量の投与を受けていたにもかかわらずミスを知らされていなかったことが、ロイターが入手した文書で明らかになった。写真は英国内のワクチン接種会場で1月に撮影(2021年 ロイター/Lee Smith)
[ロンドン 1日 ロイター] - 英オックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの後期臨床試験(治験)に参加した被験者約1500人が、誤った量の投与を受けていたにもかかわらずミスを知らされていなかったことが、ロイターが入手した文書で明らかになった。
情報公開制度を通じてロイターが大学側から入手した6月8日付の被験者への書簡でオックスフォード大は、計画と異なる量のワクチンが投与されたことについて、投与量によって効果がどのように変化するか調べる機会として説明している。
ロイターが12月に報じたように、被験者らはオックスフォード大研究者の計量ミスによって約半量の投与を受けた。大学の書簡ではミスには言及していない。研究者がこの問題を英医療当局に報告し、当初の計画通り全量投与を受ける被験者グループを追加するよう指示されていたことも開示していない。
被験者の健康がリスクにさらされたことを示す情報はない。
医療倫理に詳しい複数の専門家は、治験参加者は計画が変更になった際には完全な情報開示を受けることになっているとし、オックスフォード大の研究者は透明性を保たなかった可能性があると指摘した。
この記事に関連するニュース
-
大阪公大、腋臭症(わきが)の原因菌を解析し菌を退治する手法も開発
マイナビニュース / 2024年4月25日 21時50分
-
孫との交流に「健康リスク?」高齢者と幼児の接触で肺炎球菌感染が跳ね上がる
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月25日 18時2分
-
全員カモ!?激安商品売る企業「不都合な真実」 安物買って後悔しないための「金融リテラシー」
東洋経済オンライン / 2024年4月19日 10時30分
-
「パンデミック条約」に国境なき医師団が求める5つのポイント──将来のパンデミックの予防、備え、対応のために
国境なき医師団 / 2024年4月16日 12時0分
-
ネスレ ヘルスサイエンスが、『第51回日本集中治療医学会学術集会』にて、栄養療法について教育セミナーを共催
PR TIMES / 2024年4月5日 14時45分
ランキング
-
1豪雨被害で死者200人超 アフリカ東部タンザニアなど
共同通信 / 2024年4月26日 9時15分
-
2元大物映画プロデューサーの有罪判決破棄 告発の女優ら激怒 米国
AFPBB News / 2024年4月26日 16時3分
-
3「駐日米大使の醜聞もみ消し」 トランプ氏の公判で証言
共同通信 / 2024年4月26日 15時58分
-
4焦点:トランプ氏政治集会の舞台裏、聴衆はなぜ熱狂するか
ロイター / 2024年4月26日 12時59分
-
5米国、ニジェールから軍撤退を表明(ニジェール、米国、ロシア、中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 1時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください