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EU、香港への代表団派遣を検討 選挙制度見直し受け

ロイター / 2021年6月10日 10時6分

6月9日、 欧州連合(EU)は、香港の選挙制度見直しは中国による国際公約違反だと非難し、香港への代表団派遣を検討していると表明した。写真は8日、ストラスブールの欧州議会でスピーチするEUのボレル外交安全保障上級代表。代表撮影(2021年 ロイター)

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 欧州連合(EU)は9日、香港の選挙制度見直しは中国による国際公約違反だと非難し、香港への代表団派遣を検討していると表明した。

中国はEUの代表団派遣を内政干渉と見なして反発する可能性があり、一段の関係悪化を招きかねない。EUは香港情勢や、中国による南シナ海の大半の領有権主張および新疆ウイグル自治区でのウイグル族弾圧への懸念を理由に、中国との投資協定の批准手続きを凍結したため、対中関係が悪化していた。

EUのボレル外交安全保障上級代表(外相に相当)は声明で「香港情勢への対応を強化する」と表明。主な措置として「香港の市民社会とメディアへの支援を拡大し、表現の自由を推進、香港市民の移動を容易にし、香港の民主派活動家の裁判の監視を可能にする」ことを挙げた。

「EU高官代表団の訪問も検討する」とした。

香港立法会(議会)は5月、選挙制度見直し条例案を賛成多数で可決した。立法会の定数の半分を占めていた直接選挙枠を4分の1未満に削減するほか、候補者を審査する「資格審査委員会」が設置され、中国に対する愛国心が十分でないと判断された場合は立候補できなくなる。

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