1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ポルトガル中道右派が政権樹立へ準備、極右は不安定化を警告

ロイター / 2024年3月12日 11時52分

 3月11日、ポルトガルで10日実施された議会(一院制、定数230)選挙で僅差の勝利を収めた中道右派勢力「民主主義同盟(AD)」は、少数政権の樹立に向けて準備している。写真はADを率いる社会民主党のモンテネグロ党首。ポルトガルのリスボンで撮影(2024 ロイター/Pedro Nunes)

Patricia Vicente Rua Catarina Demony

[リスボン 11日 ロイター] - ポルトガルで10日実施された議会(一院制、定数230)選挙で僅差の勝利を収めた中道右派勢力「民主主義同盟(AD)」は、少数政権の樹立に向けて準備している。一方、躍進した極右の新興政党「シェーガ」は、政権に参加できなければ不安定化につながると警告した。

開票率99.1%の時点でADは79議席、中道左派の与党社会党は77議席、シェーガは48議席をそれぞれ確保した。

ADを率いる社会民主党のモンテネグロ党首は10日、レベロデソウザ大統領から正式に組閣を要請されるとの見方を示した。大統領は12─20日に各党と会談する予定。

シェーガのベントゥーラ党首は選挙結果について、国民がADとシェーガによる政権を求めていることを明確に示したと記者団に述べた。また、テレビ局TVIのインタビューで、ADが予算案についてシェーガと交渉しない場合は反対票を投じると述べた。

リスボンの社会科学研究所(ICS)を率いるマリナ・コスタ・ロボ氏は、モンテネグロ氏が公約を守り、シェーガとの正式な合意を結ばないと予想。ただ両者が今後、部分的な合意を結ぶ可能性はあるとの見方を示した。また、ポルトガルでの極右勢力躍進は6月の欧州議会選で想定される展開を示唆している可能性があると指摘した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください