米イーライリリー、肥満症薬などの宅配でアマゾンと提携

　米製薬大手イーライリリーは１３日、処方薬を患者に直接販売するサービス「リリーダイレクト」の配送をアマゾン・ドット・コムのオンライン薬局に委託すると発表した。カリフォルニア州サンディエゴで２０２０年９月撮影（２０２４年　ロイター／Mike Blake）

Patrick Wingrove

[１３日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは１３日、処方薬を患者に直接販売するサービス「リリーダイレクト」の配送をアマゾン・ドット・コムのオンライン薬局に委託すると発表した。

イーライリリーは今年１月に同サービスを立ち上げ、オンライン薬局のトゥルーピルが配送を担ってきた。今後は、トゥルーピルとアマゾン・ファーマシーが、需要が急増する肥満症治療薬「ゼップバウンド」のほか、糖尿病や片頭痛の治療薬を届ける。

イーライリリーのバイスプレジデント、フランク・カニンガム氏は、リリーダイレクトでこれまで調剤を受け付けた処方箋の数に「非常に満足している」と述べたが、具体的な数は公表しなかった。

また、店舗のある薬局と提携し、リリーダイレクトの顧客に処方薬を店頭でも受け取れるようにすることも検討していると述べた。