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NY外為市場=ドル下落、主要中銀の引き締め時期に注目

ロイター / 2021年11月18日 7時28分

ニューヨーク外為市場では、ドルが一時16カ月ぶり高値を付けた後に下落した。写真はソウルで2011年2月撮影(2021年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが一時16カ月ぶり高値を付けた後に下落した。インフレが高止まりする中、主要中銀の引き締め時期が注目されている。市場では、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ2022年半ばに利上げに踏み出すという観測が織り込まれた。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.101%安の95.846。一時、2020年7月半ば以来の高値となる96.266を付ける場面もあった。

ドル/円は2017年3月以来の高値となる114.975円を付けた。その後は114.135円近辺で推移した。

ドルは対ユーロでも上昇し、一時節目となる1.12ドルを試した。その後、ユーロ/ドルは0.07%安の1.132ドル。

オアンダのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「不安定な状況だ。市場はインフレ動向に固執している」と述べた。

マネーマーケットは、かなりの確率でFRBが来年6月に1回目の利上げ、11月に2回目の利上げを実施するという見方を織り込んでいる。CMEデータによると、50%の確率で来年7月までに25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるという見方が織り込まれている。

コメルツバンクのFXストラテジスト、Antje Praefcke氏は「市場は来年下期に利上げがあると見込んでいる」とし、「短期的には引き続きドルに押し目買いが入る展開となるだろう」と述べた。

ポンドは対ドルで1週間ぶり高値、対ユーロでは21カ月ぶり高値を付けた。 英国立統計局(ONS)が17日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年比4.2%上昇と、10年ぶりの高い伸びとなった。家計の光熱費が大幅に上昇した。イングランド銀行(英中央銀行)が12月に金利を引き上げるとの見方が強まりそうだ。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは6万ドル近辺で取引された。前日は今月初めて6万ドル台を割り込んだ。

ドル/円 NY終値 114.07/114.12

始値 114.73

高値 114.76

安値 113.94

ユーロ/ドル NY終値 1.1319/1.1320

始値 1.1324

高値 1.1332

安値 1.1294

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