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群馬県「魅力度」44位でも「移住希望地」では2位 魅力は東京との「関係性」にあり

J-CASTニュース / 2024年3月8日 17時36分

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一度は食べてみたい「群馬名物 おきりこみ」

移住したい都道府県は、1位静岡県、2位群馬県、3位栃木県。ふるさと回帰支援センターが2024年3月1日に発表した、「2023年窓口相談者が選んだ移住希望地」の順位だ。

このうち、群馬県は「都道府県魅力度ランキング2023」で、47都道府県中44位。では、移住者にとってどこが魅力なのだろう。

「地震が少ない」は本当だった

「2023年窓口相談者が選んだ移住希望地」の調査は、同年1月4日から12月27日までの集計で、1万7056人の回答を集めた。群馬県は、2022年の9位から2位へと大きく順位を上げている。同調査ではその理由に、「地震が少ない安心安全な移住先」、「生活費や教育費が安く、子育て世代から人気」、「東京まで50分という近さがテレワーク世代に人気」の3点を挙げている。

「地震が少ない」事実を調べた。群馬県のウェブサイトによると、1919~2022年に震度4以上の地震が発生した回数は、隣県の埼玉県が161回、栃木県が238回であるのに対し、群馬県は73回にとどまる。

群馬県では、移住者募集セミナーに力を入れている。2023年には51回実施。「古民家DIY」や「ファイナンシャルプランナ-に聞く移住のお金」など、移住後の生活に直結する内容だ。

今回調査の「2位」という高評価には、群馬県の山本太一知事もコメントしている

「なんと言ってもオール群馬での取り組みです。知事就任後、ふるさと回帰センタ―に加盟していた市町村が4~5市町村だったと思うのですけれども、私が各市町村長にすべて連絡をして、県内全市町村が会員となっています。これは全国唯一です」

以降、市町村と連携した情報発信や受け入れ体制の整備を進めてきたという。

相談員、ブースを増強予定

群馬県庁のぐんま暮らし・外国人活躍推進課移住促進係を取材した。

群馬県内の移住者数は、最新の2022年の集計で1324人だと説明した。また、2024年度群馬県当初予算によれば、移住支援で支給する単身60万円、世帯100万円の補助金に、3億3000万円を計上している。

担当者は「群馬県では東京のふるさと回帰支援センターに常駐の移住相談員を置いています。2024年度は相談員を増員し、相談ブースも拡張する予定です」と話した。

群馬県の移住地としての魅力を、どう考えているのか。

「東京から近いというのが大きいです。相談者からは『少し東京を離れたい』と聞きますが、東京との関係を完全に切らずに移住できて、街にゆとりがあって自然も多いことが、移住者にとって魅力的なのではないでしょうか」

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