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中国恒大の株価11年ぶり安値、デフォルトリスク意識

ロイター / 2021年9月20日 16時12分

 資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団の株価が20日、急落した。社債利払いの期日を控え、投資家の見方はますます厳しくなっている。写真は香港で2018年3月撮影(2021年 ロイター/Bobby Yip)

[香港 20日 ロイター] - 資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団の株価が20日、急落した。社債利払いの期日を控え、投資家の見方はますます厳しくなっている。

現地時間20日正午までに株価は一時19%急落し、2010年5月以来、約11年ぶりの安値を付けた。

関連会社株も軒並み売られており、不動産管理部門は12%超、電気自動車部門は8%、それぞれ下落。中国恒大が株式の過半数を保有する映画ストリーミング会社の恒騰網絡は14%下げている。

中国恒大は、23日に22年3月償還債の8350万ドルの利払い、29日には24年3月償還債の4750万ドルの利払いが控える。いずれも30日以内に利払いを履行できなければ、デフォルト(債務不履行)となる。

20日午後の取引で22年3月償還のドル建て債(利率8.25%)の利回りは500%超。今年初め時点では13.7%前後だった。24年3月償還債(利率9.5%)の利回りは80%超。今年初めは14.6%だった。

中国恒大を巡る懸念は人民元相場にも重しとなり、オフショア取引で3週間ぶり安値となる1ドル=6.4831元を付けた。

他の不動産株では融創中国が10%超、緑城中国が9%超、それぞれ値下がりした。

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