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スリランカ中銀、予想外の0.5%利下げ 追加緩和の余地

ロイター / 2024年3月26日 15時23分

 3月26日、スリランカ中央銀行は市場の予想に反して政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、一段の緩和余地があるとの認識を示した。写真は2017年3月、同国コロンボにあるスリランカ中銀前で撮影(2024年 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

Uditha Jayasinghe

[COLOMBO 26日 ロイター] - スリランカ中央銀行は26日、市場の予想に反して政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、一段の緩和余地があるとの認識を示した。

預金ファシリティー金利は8.5%、貸し出しファシリティー金利は9.5%となった。ロイター調査ではエコノミスト16人のうち11人が金利据え置きを予想していた。

ウィーラシンハ中銀総裁は記者会見で金融情勢は依然として引き締まっていると指摘し、インフレ率は今後12─18カ月、4─5%で推移するとの見方を示した。

「インフレ率が4─5%で安定的に推移することが確認されれば、金融政策はさらに緩和する余地がある」と述べた。

中銀は昨年利下げを開始し、これまでに合わせて700bp引き下げた。

フロンティア・リサーチの調査部門トップ、ティリーナ・パンドゥワワラ氏は今回の利下げについて、電力料金の引き下げと通貨高を追い風に、需要を下支えして成長をさらに押し上げる狙いがあると分析した。今週行われる今週の債務再編協議に影響を与える可能性は低いとの見方を示した。

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