ＨＳＢＣが東南アジア成長ファンド、デジタル経済の拡大見込む

英金融大手ＨＳＢＣは２７日、東南アジアでデジタルプラットフォームを通じて規模を拡大する企業に融資する１０億ドル規模の成長ファンド「ＡＳＥＡＮグロース・ファンド」を創設すると発表した。資料写真、英ロンドン、２０２３年8月（２０２４年　ロイター／Susannah Ireland）

[シンガポール ２７日 ロイター] - 英金融大手ＨＳＢＣは２７日、東南アジアでデジタルプラットフォームを通じて規模を拡大する企業に融資する１０億ドル規模の成長ファンド「ＡＳＥＡＮグロース・ファンド」を創設すると発表した。

ＨＳＢＣは東南アジアのデジタル経済について、世界有数の速さで成長しているとし、規模は２０２３年の２１８０億ドルから２９年末までに６０００億ドルに拡大すると予想した。

ＨＳＢＣの南・東南アジア商業銀行部門責任者アマンダ・マーフィー氏は「ＡＳＥＡＮはデジタルネーティブな労働人口が増加し、特に電子商取引でより多くのモノやサービスを消費する見通しで、成長の可能性が非常に大きい」と述べた。