「TORQUE G06」の新パネルも登場! KDDIがTORQUEユーザー向けイベントで公開
ASCII.jp / 2024年3月18日 17時0分
KDDIと京セラは3月16日に「GINZA456」の地下1階イベントフロアにて、「TORQUE G06」のイベントを開催しました。TORQUE G06か歴代機種のユーザーに向けたイベントで、企画開発に関わった担当者や一般参加者10人が集結しました。
◆タフネススマホ「TORQUE」シリーズユーザーが集結!
TORQUE G06はシリーズ最多となる29項目の試験をクリアした耐久性を持つスマートフォンです。具体的には、高さ2mからアスファルトへの落下を想定したテスト(2mからローレット加工した金属板に26方向で落下)のほか、耐振動、温水シャワー、耐氷結、打撃、耐薬品、泡ハンドソープ洗浄など。
auオンラインショップでの販売価格は9万8000円で、「スマホトクするプログラム」の対象機種(実質負担金5万9800円)です。
TORQUEの名を冠するスマートフォンとして第6世代になったTORQUE G06。さらなる高耐久性能を追求しつつも、本体の小型化(TORQUE 5Gから高さで13mm減)・軽量化(14g減)を果たしています。
◆イベントで新作の背面パネルが発表のサプライズ
そんなTORQUE G06のユーザーや、歴代のTORQUEを愛用している一般ユーザーが参加した本イベントですが、ファンにとってうれしい大きな発表がありました。
それはTORQUE G06専用の背面パネルの追加販売です。赤色ベースで、スポーティーな柄が入っています。スマートフォンとしては珍しく、背面パネルを取り外せる仕様です。しかもバッテリーを交換できるため、予備のバッテリーを持っておけば、外で電池切れになってもすぐに撮影や作業を継続できるわけです。そのバッテリーを保護し、本体内への水、ゴミの侵入を防ぐ役割を持つ背面パネルに、新色が追加されました。
KDDIパーソナル企画統括本部 プロダクト企画部 企画1G 山澤秀雄氏は、単純なカラー追加ではなく、背面パネルの新色を選んだ理由についてこう話します。「風を切るスピード感であったり、泥水を弾き飛ばす打撃となるグラフィックをイメージしてデザインをしています。ご存知のとおりTORQUE G06はレッドとブラックの2色展開ですが、そのどちらに装着していただいてもマッチして、かつ個性的な外観に変えることができるようにしました」
ただ、イベントの参加者の中から「赤と黒だと場所によっては見づらい」との意見もありました。筆者もTORQUEユーザーの1人ではありますが、コロナ前の2019年にauから発売された「TORQUE G04」の黄色は「ヤマト運輸様仕様」で、こちらの方が暗い場所で目立ちますし、カバンの中でも探しやすいですから、できれば黄色やオレンジ、G'zOneシリーズのようなグリーンが欲しいところです。
なお、新たに発表された背面パネルの価格は5500円。予約は3月22日から始まり、3月28日に店頭とauオンラインショップにて、数量限定で発売される予定。イベント参加者のうち1人には特別にプレゼントされていました。うらやましい限りです。
◆ユーザーの声をサービスや製品に取り入れたい
背面パネルの話題はこのくらいにしておき、ここからは本イベントの開催意図や、ユーザーが感じたことをお伝えします。
長年のTORQUEユーザーから見て、一般ユーザーが参加でき、なおかつ京セラやKDDIの中の人と話せるのは貴重です。普通に使っていると、こうしたイベントの情報は見逃しがちで、ほぼ知らず終いの方も多いのではないでしょうか。
そう考えると、KDDIと京セラがこのようなユーザーイベントを開催する意図が気になるところですが、山澤氏は「タフネスにこだわりを持ってTORQUEの製品を企画しているKDDIとして、趣味にアクティブに業務にといろいろなシーンで使えるように耐久性に磨きをかけてきました。これまでさまざまな場所へ出向き、ユーザーの声をサービスや製品に取り入れるようにしている」ことを明かします。
「画像だけだとなかなか分かっていただけない部分があるから、実際に見てもらいたい」(山澤氏)という意図があって開催するのはもちろんですが、京セラ 通信機器事業本部 通信事業戦略部 コ・クリエーションビジネスユニット 商品戦略課 福井裕二朗氏は「TORQUEの魅力を改めて感じていただくような機会にしていただけたと思いますし、また京セラとしてもTORQUEユーザーさんから忌憚のない意見をいただきたい」と話します。
では、実際に参加したユーザーは、何を思い、TORQUEに何を求めるのでしょうか。
iPhoneよりも頑丈で壊れにくい、とタフネスなTORQUEを評価する意見がある一方で、背面カバーに蛍光シールを貼っている人もいました。これはTORQUE G06のレッドを購入したは良いものの、暗い場所では見づらいという実体験に基づく発想といえます。
水深を計測してそのログが残せるとよい、という意見も目立ちました。TORQUEシリーズでおなじみの「Outdoor Portal」の中には、日々の活動の軌跡を残せる「ROUTE LOG」という機能があり、一日の移動履歴と写真を自動で記録してくれます。海で使うユーザーにとってはこのデータを、水深のデータとともに記録しておきたいらしく、漁などのお供にTORQUEを使わないと分からない、貴重な意見だと思いました。
スピーカーが濡れてしまうと、スピーカーに水が溜まって音がこもる、との意見も出ていました。フェリーでの移動中や船釣り中でも基地局のある場所で、TORQUEを使って音声通話をすることは可能ですが、TORQUEのスピーカーに海水がかかることで、通話相手の声が聞き取りづらくなってしまうそうです。Apple Watchのようにスピーカーから水を吐き出してくれる機能がTORQUEにも付くといいですね。
今回はTORQUEユーザーさんとメディアがディスカッションする時間はありませんでしたが、機会があれば次はメディアならではの視点とTORQUEユーザーさんの意見の違いや、共通認識、共感できる話題があるのかチェックしてみたいですね。
筆者紹介:金子 麟太郎
14歳の頃から、パソコンやタブレットで作曲する。CD制作にも取り組むうちに、機械にも興味を持ち、2016年(20歳)からITに関連する企業を取材し、記事を執筆する活動を始める。
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