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何を基準に選べば良い? 見た目は同じに見えるプラグの違いとは

バイクのニュース / 2024年4月7日 12時10分

エンジンは、ガソリンと空気を混ぜた混合気に点火をすることで始動します。その点火のためにエンジン上部に装着されているのが、スパークプラグ。常に点火し続けていることもあって、次第に消耗して性能が落ちてくるため、定期的な交換が必要です。そんなプラグの選び方を紹介しましょう。

■プラグのサイズはエンジンによって異なる

 エンジンはガソリンと空気を混ぜた混合気に点火して始動させる為、点火のためにスパークプラグが装着されています。

 スパークプラグは常に点火し続けていることもあって、次第に消耗して性能が落ちてくるため、定期的な交換が必須。そこで、プラグの選び方を解説します。

スパークプラグは常に点火し続けていることもあって、次第に消耗して性能が落ちてくるため、定期的な交換が必須スパークプラグは常に点火し続けていることもあって、次第に消耗して性能が落ちてくるため、定期的な交換が必須

 スパークプラグはエンジンと同じぐらいの歴史を持つ部品で、形はほとんど変わっていません。細長い形状の上半分が白い碍子で、下半分がネジになっていて、先端は端子。電気的な火花を飛ばすことで、エンジンに入ってきた混合気に点火して、エンジンの始動に貢献します。

 点火するための電圧は2万から3万ボルトぐらいとされており、ショートしないように碍子が付けられていて、電極部分でプラスとマイナスによって火花を作るという仕組み。構造としては、とてもシンプルです。

 ただし、プラグ自体のサイズはかなり多くあって、エンジンや車種によって細かく決められています。理由は取り付ける場所に制限がある為で、たとえば4バルブの場合はプラグが付くシリンダー上部にバルブが4つも付いているので、その隙間にプラグの場所を確保する必要があります。

 そのほか、カムシャフトの位置やねじ込まれるヘッドの厚みなど、いくつかの理由が挙げられます。

■新品プラグを選ぶ場合は規格を合わせる

 ショップにプラグ交換を任せる場合は問題ありませんが、車種によってはDIYでも交換可能なので、バイク用品店や通販などで、自分で購入する人も居るでしょう。

 その場合、純正プラグは品番が指定されているので、それと同じものを購入するのが基本。

 プラグの品番は一見するとわかりにくいですが、ネジの径や工具を差し込む六角部分のサイズ、ネジの長さやタイプ、先端に付いている端子の隙間量などを知ることができます。

プラグの品番は、ネジの径や工具を差し込む六角部分のサイズ、ネジの長さやタイプ、先端に付いている端子の隙間量などを知ることができるプラグの品番は、ネジの径や工具を差し込む六角部分のサイズ、ネジの長さやタイプ、先端に付いている端子の隙間量などを知ることができる

 また、プラグの焼け具合をチェックするなどと言いますが、端子部分が焼けやすいのか、冷えやすくて焼けにくいのかなどの特性は、熱価という数字で表されています。

 熱価については、チューニングなどでエンジンの仕様が変更になった場合は変えても構いませんが、どう変更するかは実際の焼け具合を見ながら判断する必要があるなど、ノウハウが必要です。

 また、エンジンの不調が原因にもかかわらず、プラグの熱価を変更しようとする例もありますが、これは本末転倒で、まずは原因を突き止めることが最優先。やはり素人判断は禁物です。

■イリジウムなどへの変更は可能

 純正プラグに採用されているオーソドックスなタイプに対し、白金(プラチナ)ブラグや最近よく耳にするイリジウムプラグがラインナップされています。これは電極の素材が異なるものなので、サイズが合えば交換は可能。白金プラグは硬いプラチナを使用することで、耐久性の向上を主な目的としています。

 またイリジウムも硬いことから、電極の先端を細くできるので、より強い着火が可能となるのが特徴です。ただし、イリジウムはセッティングが合っていないその性能を発揮できないので、とくにキャブレター車は要注意。まずはキチンと調整した上で、交換するようにしましょう。

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