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転職したくなる! 愛猫と一緒に出勤OK マース ジャパンのペット フレンドリーオフィスに潜入

CREA WEB / 2024年3月3日 11時0分


オフィスを案内してくれた猫のマロンさん。

「猫の日」にちなんで、2月22日から始まったCREA WEBの「猫」特集。「猫の日」が過ぎても、特集はまだまだ続きます。

 今回は、カルカンやニュートロなどのペットフードで知られるマース ジャパンへ。なんでもこちらのオフィスには、社員が猫や犬などと一緒に出勤できるそう。そこで猫を愛してやまないCREA編集部が、マース ジャパンのペットフレンドリーなオフィスに伺いました!


「ペットフレンドリー」を掲げるマース ジャパンへ

 ペットフードがズラりと並ぶ受付を通りすぎると、即座に出迎えてくれるのが猫部屋「キャットルーム」。

 ガラス張りの部屋にはキャットタワーや隣の会議室に続くキャットウォークなどが設置されており、猫が大喜びする姿が想像できます。


受付後すぐに目に飛び込んでくるキャットルーム。

猫が大好きなキャットウォーク。

隣の会議室まで続いている。

「少し前まで保護猫の『きなこ』と『ちょび』がここで暮らしていました。食事や排泄の様子を毎日ノートに記録したり、休日はペットシッターさんに1日2回来てもらったりしていました。社員たちにとても愛されていたのですが、コロナ禍で在宅勤務体制になったことから譲渡することになりました。その方がきなことちょびにとっても幸せかなって」

 そう語るのは、広報・渉外部 ディレクターの中村由帆さん。社員の癒しになっていたにもかかわらず、2匹がより良く暮らしていくため譲渡を決めたと言います。このような決断からも、マース ジャパンがペットフレンドリーなことが伝わってきます。

 現在、この「キャットルーム」は、社員が連れてきた猫の遊び場として使われているそう。こんなに広々とした空間に遊びのアイテムがたくさんあるから、猫も出社が楽しくなるに違いありません。


オフィス内のペットが入れるエリアにはサインがある。

オフィスにやってきた猫の過ごし方は……


キャリーバッグを開けてもお利口さんにしています。

 訪問後すぐにペットファースト精神を見せつけられたCREA編集部。胸を高鳴らせながらオフィスに入ってみると、小さな人だかりができているのを発見!

 その中心にいたのは、マロンさん(9歳)。とても穏やかにキャリーバッグの中に鎮座していらっしゃいます。


目がくりくりでかわいい。

 キャリーバッグから出すと、オフィス内を静かに散歩し始めました。


仕事している社員の横を悠然と歩いていく。

 慣れた様子で歩き始めるマロンさん。


スタスタスタ……。

 サイネージの裏を我が物顔で闊歩したり、


トコトコトコ。

 お気に入りの窓際の席に立ち寄ったり、


この日は先客がいたよう……。

 イスの裏に隠れて、こちらの様子を窺ったり、


ヒョコッ。

 会社が掲げるビジョンの前でポージングしてくれたり。


取材陣を怖がる様子もなく、自由気ままに過ごすマロンさん。

 最後はおててをしまって、スヤスヤ……。


気持ち良さそう……!

社員同士の絆が深まるペット同伴出勤

 なんともリラックスした雰囲気でオフィス内を案内してくれたマロンさん。そんな様子を愛おしそうに見つめていたのが、品質保証を担当する飼い主の井上智裕さんです。

「実はずっと犬派だったんです。ビーグルと一緒に散歩するのが長年の夢で。ところが妻の強い希望でマロンと暮らし始めて3年。のんびりした人間好きの性格にもうメロメロです」


マロンさんと井上さん。

 月に1回程度、マロンさんと一緒に出社するそう。

「ワンちゃんを連れてくる社員は多いのですが、性質的にオフィスに出社できる猫はけっこう貴重な存在。だからなのか、他のメンバーに『そろそろ連れてきて』って言われるんです。マロンは私の足元で寝たり、オフイスを探検したりと、自由に過ごしています。

 仕事の効率はそんなに上がりはしませんが(笑)、マロンをきっかけに、普段話をする機会が少ないメンバーたちと会話できるのは、いい刺激になりますね」

 広報・渉外部 ディレクターの中村さんもまた、ペット同伴出社は社員同士のコミュニケーションに寄与していると言います。

「コロナ禍を経てオフィスに人が戻ってきましたが、コロナ禍に入社した人が業務で関わらない人とのオフィスでの会話のきっかけが難しい、という声も。そういう時、ペットがいると自然と会話が生まれ、どんどん仲が深まっていくんです。

 なかには、これまで動物に親しみがなかったのに虜になる人もいたりして。猫や犬とオフィスで一緒に過ごすことで、仕事の効率以上の何かが生まれ、人と人とを繋いでくれている気がします」


私たちがマロンさんを見ている時、マロンさんもまた私たちを見ている。

 社員にいい効果をもたらしているペットフレンドリーオフィス。反対に、動物が苦手な人やアレルギーのある人に対しての配慮も。

「ペットを連れて出社する日がわかるようにスケジュールを共有し、事前にリモートワークに切り替えられるようにしています。しかしどちらかというと、ペット同伴日に合わせて出社する社員の方が多いですね(笑)」


マロンさんの出社は「Teams」で社内に共有している。

オフィスのテーブルにはリード紐を繋いでおくフックが設置されている。

「ペットのためのより良い世界」を叶えるために

 マース ジャパンが猫や犬と一緒に働ける制度であるペットフレンドリーオフィスを取り入れ始めたのは、2005年。ペット用品を取り扱う会社としての使命「ペットのためのより良い世界(A BETTER WORLD FOR PETS)」を実現するためにスタートしました。

 20年近く経った今では、ペットへの理解が社内により広がっていると中村さん。

「飼い主にとってペットは、かけがえのない家族のひとり。それを他の社員も理解しているから、ペットが体調を崩したり入院したりした時に飼い主が会社を休むことを快く受け入れてくれます」


マース ジャパンはスナック菓子の輸入販売も行っている。

 そうした思いやりは、福利厚生としての制度化にもつながっているそう。

「ペットが亡くなった場合、お見舞い金と忌引き休暇が付与されます。また、ペットを飼い始めた時にも休暇やお祝い金の支給も。それから、ペット同伴出社の際も交通費の一部などが補助されます。『ペットのためのより良い世界(A BETTER WORLD FOR PETS)』を実現していくために、社内から制度を整えています」


シーバやカルカン、ニュートロをはじめ、10ブランドものペットフードを手がけるマース ジャパン。

 猫好きにはこの上なく幸せなペットと一緒に出勤できるオフィス。もちろん簡単に実現できるものではありませんが、出勤したマロンさんを囲む社員の皆さんの笑顔や活気は、やはりそこに猫がいるから生まれるものだと感じました。

 そんなオフィスが日本中に少しずつ増えるといいなと思います。猫がいるオフィスなら、きっと毎日の仕事が楽しくなりますね。

マース ジャパン リミテッド

http://marsjapan.co.jp/

文=船橋麻貴
写真=深野未季

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