1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

10周年のリトグリは“新生リトグリ” 「もう1回お姉ちゃんたちを紅白に 連れていく!」野望は“世界と紅白”

CREA WEB / 2024年3月29日 11時0分


結成10周年を迎えたリトグリの6人。

 3月20日にニューアルバム『UNLOCK!』をリリースするLittle Glee Monster(リトルグリーモンスター)。『UNLOCK!』は結成10周年という節目の年に発売される作品であり、新メンバーのミカ、結海、miyouが加入してから初めてリリースされるフレッシュなアルバムだ。

 メンバー全員インタビューの後篇では、アルバムの制作エピソードや今後の展望を語ってもらった。


みんなで一緒に同じ時間を過ごしてきたからできたアルバム


新メンバーになって初のアルバム作品を発売した新生リトグリメンバー。

――新生Little Glee Monster(以下リトグリ)にとって初めてのアルバム作品『UNLOCK!』が3月20日に発売されます。1曲目を飾るのは、現在の6人体制で最初にリリースされた「Join Us!」の再録バージョンです。

かれん 「Join Us!」はライブで一番歌ってきた曲なので、聴いていただいた方からよく「『Join Us!』はみんなのものになってるね」と言ってもらえるんです。最初のバージョンも、それはそれで作品としては完成してたんですけど、2024ver.ではライブでみんなと一緒に同じ時間を過ごしてきたからこそのものを、感じ取っていただけると思います。

ミカ 私自身、最初のバージョンは一生懸命頑張ってる子供! みたいな声だったんですけど、今は、ドーン!みたいな声になってるというか……(笑)。

MAYU 響きが変わったよね。低くなった。

ミカ うん。変わったなってすごい思うし、リズムもちゃんとつかめるようになりました。


左からMAYU、アサヒ、かれん。

――アルバムには新曲が4曲入っています。「Ready to go」は大人っぽいR&Bナンバーですね。

かれん あんまりリトグリっぽくなくて、なんかボーイズグループが歌ってるような曲ですよね。ラップもけっこう早口ですし、ちょっとかっこいい感じ。みんな共通の、お気に入りの曲です。

MAYU 私も最初に聴いた時に「イケメンが歌ってます!」みたいなイメージを曲に感じたので、中性的な雰囲気が出たらいいなと思って歌いました。私、女子にしてはけっこう低めな声で、それこそ最初の頃は「声変わり前の男の子みたい」とよく言われていて。そういう自分の魅力を出せたらいいなと思いました。

miyou MAYUちゃん、結海、かれんちゃんのラップパートは、ぜひ耳を澄まして聞いてほしいですね。リトグリって高い声だったり、声を張り上げたりするイメージがあると思うんですけど、この曲はけっこうローなので、新しい見せ方だなと思います。

ファンと一緒に作ったラブソング「I Promise You」


左からミカ、結海、miyou。

――「I Promise You」は、TikTok上でのファン投票を受けて作り上げたラブソングです。この企画はどういうふうに始まったんですか?

かれん アルバム制作を前に、どうやったらもっといろんな人にリトグリの曲を届けられるのかを、スタッフさんと話していて。最近はTikTokから名曲が生まれることが多いから、TikTokのアンケート機能を使って、みんなと曲を作ってみようということになりました。本当にゼロからの状態だったので、まずはどんな系統の曲にするかのアンケートをとって、歌詞が入ってないメロディだけのデモを何曲か聴いてもらって……。そうやって曲を分解してファンのみんなに聴いてもらいながら曲を作っていくのは、新鮮で面白かったです。

アサヒ 最後はTikTokでレコーディングの様子を10時間ぐらい生配信したんですけど、けっこうそわそわしながらの作業でしたね。ライブで歌っている姿はいつも見ていただいてるけど、マイクと自分の1対1で集中する姿を見られるのは初めてだったので。

――作詞はリトグリメンバーと、Yuya Fujinakaさんの共作です。

かれん ラブソングを作ることになって、ファンのみんなからエピソードを募集して。Fujinakaくんとメンバーで一緒に、どういうエピソードがいいかを選んでいきました。

結海 「I Promise You」で気に入ってる歌詞は、1番のサビでは「今日も明日も 約束しよう そばにいること」って言ってるけど、最後は「瞳閉じて 約束しよう そばにいること」に変化してるところ。その2人の関係値が、サビよりもラスサビの方が深まってる感じがして好きです。

かれん ファンのみんなにどんな系統の曲がいいか聞いたときに、「ウエディングソングがほしい」という声をもらって。リトグリにも、そういう曲が求められてるんだ!って新鮮でした(笑)。「I Promise You」は完全にウエディングソングに振ったわけじゃないけど、そういう感じも入ってますね。


かれん

――「ビートDEトーヒ」を手掛けたことでも知られるmeiyoさん作詞作曲の「ちょ待って!」は脱力感のあるラップ曲で、リトグリにとってはかなりの新機軸ですよね。

かれん meiyoさんに「リトグリっぽくない曲を歌いたいです」とリクエストさせてもらって。リトグリに対して世間の皆さんが一般的に抱いてるイメージって、真面目で優等生で、一生懸命歌を歌ってる、みたいな感じだと思うんです。だからこの曲では、そうじゃないリトグリも見せていくぜ!っていう狙いがあって。お遊び的な曲を作りたくて、メンバー6人とmeiyoさんで打ち合わせしました。meiyoさんは、メンバーのたわいもない話から、いろんなことをキャッチしてくれて。「ちょ待って!」というタイトルは、このギャルさん(MAYU)の口癖なんです。


MAYU

MAYU ちょ待って! 無理! ヤバい! はもう、すぐ言うんで(笑)。

かれん 歌詞は、現代人の悩みやあるあるを考えながら、アイデアを出しました。音源が来た時は、面白い! リトグリっぽくない! とメンバーと盛り上がって(笑)。だからこそ、メンバーの誰が歌ってるかわからないぐらい声色を変えたり、“歌わない”ことを意識しました。脱力系の曲なので、何を言ってるか聴こえる程度に、口元でボソボソ歌うような。

結海 ラップとセリフのちょうど狭間みたいな感じのパートが多くて。「あ〜だるいな」っていう感じの主人公を演じながら、ノリノリで楽しくレコーディングしました。

ミカ 「暴飲暴食」とか「肌荒れヤバい」とか、歌詞が現実的なのが面白かったです。

かれん リトグリっぽくない曲だけど、ところどころにリトグリらしさも入れてくださって。「ごちゃ混ぜにしてお届けしたい」という歌詞のところがエコーっぽいんですけど、そこも全部人力で歌いました。


アサヒ

アサヒ 「お届けしたい」の「たい」がエコーっぽくなるんですけど、私、「たい」の一番最初からずっと“たいたい”言ってて……(笑)。

MAYU 最多“たい”隊長ってこと?(笑)

アサヒ しかも私が一番初めにレコーディングしたから、まだ誰の声も重なっていない状態で。「今、何回“たい”って言ったっけ?」って思いながら(笑)。楽しかったですね。

このアルバムでリトグリもUNLOCKしています!


ミカ

――ラストの「MASTERKEY」は疾走感のあるロックナンバーですね。アルバムタイトルの“UNLOCK!”を表現したような歌詞が特徴です。

MAYU まさに、「『UNLOCK!』とは?」という答えのような曲だと思います。『UNLOCK!』と付けただけあって、アルバムの中でいろんな曲に挑戦しているんですけど、この「MASTERKEY」が、それらを締めてくれるような存在で。これまでも疾走感のあるナンバーはあったけど、こういう雰囲気の曲にしては、今までよりキーが低めなんです。リトグリらしさと新しさが、気持ちよく融合してると思いますね。リトグリとしても“UNLOCK!”した部分でもあります。


miyou

miyou 歌い出しが「もうできないと 思い込んで 自分自身を 閉じ込めていた 胸の奥を でも内側から 叩く音が鳴り止まないんだ」という歌詞なんですけど、そういう感覚ってすごいわかるなと。誰かと比べてなんか焦っちゃって、心臓がドキドキするようなことって、私たちもあって。だから、聴いてくれる人の気持ちの中に入って、歌で背中を押したいなと思ってます。すごく盛り上がりそうな曲なので、ライブで歌うのも楽しみです。

MAYU それこそマスターキーって、どんなドアも開けられる鍵じゃないですか。ライブでも、ファンの皆さんもそれぞれの受け取り方や自分のタイミングで、自分自身を解放して楽しんでほしいなと思います。


結海

――アルバムの通常版には「世界はあなたに笑いかけている」などの人気楽曲を、現在の6人で再録したCDが付属します。特に印象に残っているレコーディングは?

miyou 「VIVA」はもともと大好きな曲で、オーディションの時から課題曲で歌ってたんですけど、改めてメンバーとしてこの曲を歌えるのが、すごい感慨深いなって。大好きな曲たちを私たち6人の声で形にして、みんなのもとに届けられるっていうのは、なんか不思議ですね。そしてこれからもいろんな曲が増えていくんやろうなって思うと、幸せです。

――初回限定盤Aには、「Little Glee Monster Live Tour 2023 “Fanfare”」のファイナルであるパシフィコ横浜公演のライブ映像も収められますね。

かれん 2023年4月から24年1月までという、本当に長いツアーだったんです。初日とは比べ物にならないぐらい成長している妹3人の姿が堪能できると思います。ファンのみんなのリクエスト曲を、3位から1位まで歌ってるコーナーなど盛りだくさんの内容なので、これを観たらもうリトグリがわかるよ!って感じの1枚です。リトグリ初心者の方にもぜひ観ていただきたいですね。


ずっとこの6人で笑顔でいたい!

――最後に、皆さんの今後の展望を教えてください。

かれん リトグリはそもそも「世界に通用するアーティストに」というコンセプトで、オーディションで集められたグループなんです。だから、この6人で海外ライブがしたいですね。

MAYU この『UNLOCK!』は新体制になって初めてのアルバムであり、グループとしては10周年のタイミングのアルバムでもあって。6人にとっても、リトグリ自体の歴史としても、キーになるアルバムになったらいいなと思います。このアルバムを通して、まだまだ6人のリトグリを知らない方に、いろんな形で届けていきたいです。

ミカ YouYubeとかTikTokとか、いろんな表現の場所があるのでそのそれぞれでリトグリという存在をもっと広めていきたいなと思ってます。どこまでも変われるし、いろんなことができるグループなので。

アサヒ 「リトグリといえばこの曲だよね」っていうのを、この6人の歌声で、世間の方に知ってもらえる曲ができたらいいなと思ってます。

結海 そういう曲ができたら、私この6人で……すごく「紅白歌合戦」に出たいんですよ! リトグリ第一章で4年も連続で出場できてる「紅白」に、この6人になってからはまだ立ててないので。なんなら私たちが、もう1回お姉ちゃんたちを連れて行く! ぐらいの気持ちで「紅白」の景色を一緒に見たいんです。

かれん・アサヒ・MAYU わ〜……!(感激の表情を浮かべる)

miyou 私は、まあ……6人で笑顔でいたいですね。

MAYU それが何より!(笑) それがなくなったら、元も子もないからな。

miyou 6人で笑ってる時間が、すごい大好きなので。何年先も何十年先も、笑ってる6人でいたいです。

文=石橋果奈
写真=杉山拓也

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください