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2024年予測:金融サービス業界向け12のテクノロジーとトレンド予測

Digital PR Platform / 2024年1月17日 11時14分

– SASのグローバル保険戦略アドバイザー、フランクリン・マンチェスター(Franklin Manchester)

中央銀行デジタル通貨がもたらすメリットとリスク
現在、世界80カ国以上で、ナイジェリアの『eナイラ』のような中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)導入の検討を政府が進めています。2024年にはCBDCが一般的に広まり、金融包摂をさらに大きく促進する可能性を持つ、政府支援による安全なデジタル決済オプションを市民に提供するようになるでしょう。しかしCBDCには、 金銭的な損失やデータ漏洩によるエクスポージャーの拡大、ミュールアカウントを介したアカウントの乗っ取りや資金流出など、特有の詐欺や金融犯罪のリスクが伴います。

– SASのエンタープライズ不正対策ソリューション グローバルリード、イアン・ホームズ(Ian Holmes)

生成AIの成熟
万能薬としての大規模言語モデル(LLM)への過大な期待は、個人情報保護や法的規制の可能性、さらにアーキテクチャの構築や維持に膨大なコストがかかることから、沈静化していくでしょう。今後の焦点は、特定のユースケースでのLLMの収益化に移っていくでしょう。基盤となる「会話型モデル」を提供するベンダーはごく少数に限定される一方、大多数のベンダーは企業が独自の目的に応じてモデルを調整するための支援を行うことになるでしょう。

– SASのリスク・モデリングと意思決定責任者、アンソニー・マンクーゾ(Anthony Mancuso)

AIが景気後退を当面の間阻止
人工知能(AI)(https://www.sas.com/en_us/insights/analytics/what-is-artificial-intelligence.html
)や自動化の発展が生産性向上の原動力になるでしょう。資本労働比率が高まり、生産性のさらなる向上に貢献することになります。その影響は、デフォルトや構造的失業が急増したとしても、ほとんどの市場で景気の停滞を阻止できる程のインパクトがあるでしょう。しかし、業界レベルでは状況にかなりの差があり、一部の業界では不況に近い状況を経験することになるでしょう。

– SASのリスク・ポートフォリオ責任者、スタス・メルニコフ(Stas Melnikov)

リスクモデルの再キャリブレーションで試される企業の能力
コロナ禍において、優れた銀行は迅速にリスク意思決定モデルを再構築して導入したのに対して、他の多くの銀行はデータ収集だけで何カ月もかかっていたことを覚えているでしょうか?2024年には、迫りくる景気後退リスクやデフォルト率の上昇によって、銀行はより適切なモデルや融資方針、予測を採用する必要に迫られ、ITインフラのスピードと俊敏性、より幅広い能力が試されることになるでしょう。

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