プライベート・マーケットの見通し 2024年第1四半期: 新たな年、新たな投資機会
Digital PR Platform / 2024年2月5日 16時43分
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ニルス・ロード
シュローダー・キャピタル CIO
先進国市場の金利がピークアウトの兆しを見せ、プライベート市場の活動がここ数四半期で減速局面にある中、私たちはプライベート市場全体に魅力的で新たな投資機会があると見ています。特に、世界的な3つの「D」のテーマやAI革命に沿うような投資機会は特に魅力的と言えるでしょう。
パンデミックの間、資金調達活動は非常に好調でしたが、2023年は多くのプライベート・アセットの資産クラスで資金調達活動が鈍化しました。現在、プライベート・エクイティ市場は、資金調達、投資活動、バリュエーションの面で、パンデミック以前の水準にほぼ戻っているとみられます。しかし特筆すべき例外として、プライベート・エクイティの大型バイアウトでは、資金調達活動が引き続き活発で、高水準のドライパウダーがエントリーバリュエーションの上昇をもたらすため、懸念しています。さらに、インフラストラクチャーやベンチャー・キャピタルの資金調達は大幅に低迷しており、不動産の評価は、一部の地域や市場セグメントで大幅な調整が行われています。
楽観的な時代が来た
先進国市場は、インフレ率を政策目標に近づけるために目覚ましい前進を遂げ、特に米国では、成長率への影響は市場の予想よりもかなり小さなものとなりました。地政学的リスクや2024年の成長期待の鈍化から潜在的な不確実性が生じる一方で、プライベート市場の状況は(一部の例外を除き)ほぼ正常化していることを踏まえると、プライベート市場への投資の可能性について楽観的になる時期が来たと私たちは考えています。
プライベート市場は、リスク・プレミアムの多様化、ディフェンシブな特性を持つ投資対象へのアクセス、脱炭素化(Decarbonisation)、脱グローバル化(Deglobalisation)、人口動態(Demographics)、AI革命といったグローバルな、私たちが総称して 「「D」が導く新時代」 と呼ぶテーマへのエクスポージャーなどの利点があります。このようなトレンドの多くは、サステナビリティやインパクトに沿った投資、再生可能エネルギー、生成型AI、インドへの投資といった、特定の投資カテゴリーにおいて、有利に働くでしょう。同時に、こうしたテーマの中にはインフレをもたらすものもあり、金利上昇の一因となっています。銀行に対する規制上の自己資本制限によって生じる資金調達ギャップと相まって、魅力的な融資機会を生み出すと予想しています。
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